AVの帝王・村西とおるの“狂熱の日々”をとらえたドキュメンタリー、11月30日公開決定
2019年8月2日 15:00

[映画.com ニュース]前科7犯、借金50億円を抱え「AVの帝王」の異名を持つ村西とおる氏のドキュメンタリー「M 村西とおる狂熱の日々 完全版」が、11月30日から公開されることが決定。あわせて、村西氏とともに「人生、死んでしまいたいときには 下を見ろ 俺がいる」という言葉が添えられたポスターもお披露目された。
8月8日からNetflixで全世界独占配信がスタートする「全裸監督」(主演:山田孝之)の題材となった“伝説の男・村西とおる”。本作は、50億円の負債からの再起を図ろうとする村西氏が、96年に北海道で撮影を行った「北の国から 愛の旅路」と、35本のヘアヌードビデオの制作を同時に敢行した当時のメイキング映像に加え、現在のコメントを使用して構成されたドキュメンタリー作品だ。
度重なるアクシデント、苛烈さを極めていく撮影現場、崩壊してゆく人間関係――どん底の状況のなかでも決して逃げず、死んでも譲れないスケベ心を持ち、時代に屈服することがなかった“人間・村西とおる”の本質に迫っていく。18年10月、東京・なかのZEROホールでイベント上映された「M 村西とおる狂熱の日々」(片嶋一貴監督)を再編集した“完全版”となっている。
「お待たせしました、お待たせしすぎたかもしれません。本作品は今から23年前の1996年、7月20日から8月3日までの2週間、北海道で行った撮影の日々を収録したドキュメンタリーです。収録映像は当時のベータテープ、120本に及ぶ膨大な量でした」と説明する村西氏。「撮影当時の私は、まさしく『火の車』状態にありました。4年前に50億円の負債を抱えて倒産し、ニッチもサッチもいかない状況に追い込まれていたのです。しかし、『このまま終わってたまるか』との思いもありました。倒産して味わった屈辱の日々が、『今に見ていろ』の闘志を掻き立てたのです」と振り返る。
そして「北海道の短い夏が大好きです。散る花の儚さにも似て、7月20日から月末までのたった10日間の短い季節の命のいぶきに魅せられます。本作にはそんな美しい北海道の夏の知床五湖を訪ね、収録したシーンがあります。この世で見たものの中で我を忘れるほどに最も美しい景色でした」と述懐。「一行が函館空港に降り立った時はアトランタオリンピックが開催された翌日のことでした。ようやく撮影の全日程を終えて、釧路空港から機上の人となって新聞を開くと、奇しくもその日はオリンピックの最終日でした。短い夏とともにオリンピックも終わりを迎えた、今となっては“夢、幻のごとき”23年前の出来事です」とコメントを寄せている。
「M 村西とおる狂熱の日々 完全版」は、11月30日から東京・テアトル新宿、丸の内TOEIほか全国順次公開。R15+指定。
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