名優ロバート・レッドフォードの引退作「さらば愛しきアウトロー」7月12日公開決定
2019年4月5日 08:00
[映画.com ニュース] ハリウッドの“生ける伝説”として知られる名優ロバート・レッドフォードの引退作「ジ・オールド・マン・アンド・ザ・ガン(原題)」が、「さらば愛しきアウトロー」の邦題で7月12日から全国公開されることが決定した。ケイシー・アフレック、ダニー・グローバーらが共演し、16回の脱獄と90回以上の銀行強盗を繰り返した実在の男を描いている。
1960年にデビューのち、ハリウッドを代表する美形俳優として「明日に向って撃て!」「華麗なるギャツビー(1974)」「普通の人々」「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」など数々の傑作で活躍したレッドフォード。アクションから社会派作品まで幅広く参加したが、「さらば愛しきアウトロー」を最後に俳優業から引退することを公言していた。
80年代初頭からアメリカ各地で銀行強盗を繰り広げ、それによる逮捕と脱獄を繰り返した実在の人物フォレスト・タッカーのを描く。強盗ではあるが、発砲もしなければ暴力も振るわない犯行スタイルを貫いたタッカーをレッドフォードが演じ、それを追う刑事役で「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のアフレックが共演。ほかチカ・サンプター、トム・ウェイツ、シシー・スペイセクらが脇を固め、「A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー」などのデビッド・ロウリー監督がメガホンをとっている。
あわせて披露された日本版ビジュアルでは、指を銃に見立てて構えるレッドフォードのかたわらに、「ポケットに銃を、唇に微笑みを、人生に愛を。」というコピーが添えられている。タッカーの人生に思いを重ね、俳優人生を走り抜けた男の“最後の物語”が幕を開ける。
「さらば愛しきアウトロー」は、7月12日から東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。