“能力持ってる系男子”の役が多い神木隆之介 次回作は「素のキュートさ」で勝負!
2019年3月7日 16:15
[映画.com ニュース] 神木隆之介と有村架純が共演したラブストーリー「フォルトゥナの瞳」の大ヒット御礼舞台挨拶が3月7日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、主演を務めた神木と、メガホンをとった三木孝浩監督が登壇した。公開後20日間で、興行収入9億6000万円、観客動員75万人を突破しており、神木は「僕らは作品にメッセージをこめているので、そのメッセージを受け取ってくれた人が多いというのは嬉しかったです」と感謝を述べた。
「永遠の0」「海賊とよばれた男」など数々の話題作を手掛けてきた百田尚樹氏の恋愛小説を映画化。死が迫っている人の姿が透けて見える能力“フォルトゥナの瞳”を持つ青年(神木)と、その恋人(有村)が辿る運命を描く。
物語の“運命”というテーマになぞらえ、芸歴20年になる神木の俳優人生に話が及んだ。神木は「おこがましいですけど、お芝居のレッスンの先生とか楽しそうですよね。(所属)事務所の力になれれば」とニッコリ。三木監督が「今回もですけど、“能力持ってる系男子”を演じることが多いよね。将棋が強かったり」と水を向けると、神木は「時を止めることができたり、剣術が得意だったり……」と、楽しそうに出演作を振り返る。三木監督は「次は能力を持っていない、神木くんの素のキュートさを撮りたい」と次回作への意欲をにじませた。
続く観客からの質問コーナーでは、「最近で1番緊張したことは?」という素朴な疑問が。神木は「僕、普通に服を買ってるつもりでも、母親に『センスない』って言われるんです」と肩を落とす。そして、「最近は分からないから怖くて……、とりあえずマネキンが着てる服を組み合わせ通りに買って。(会計で)店員さんに出す時は緊張しましたね」と暴露し、会場は笑いに包まれていた。