【第91回アカデミー賞】助演女優賞はレジーナ・キング「ビール・ストリートの恋人たち」
2019年2月25日 10:14

[映画.com ニュース]第91回アカデミー賞の授賞式が2月24日(現地時間)、米ハリウッドのドルビー・シアターで行われ、レジーナ・キングが「ビール・ストリートの恋人たち」で助演女優賞を戴冠した。
「ムーンライト」のバリー・ジェンキンス監督最新作。米黒人文学を代表する作家ジェームズ・ボールドウィンの小説「ビール・ストリートに口あらば」を映画化した同作は、1970年代の米ニューヨーク・ハーレムに生きる若き男女の愛と信念を描いた重厚な人間ドラマ。強いきずなで結ばれた19歳のティッシュ(キキ・レイン)とファニー(ステファン・ジェームス)。幸せな日々を送っていたある日、ファニーが無実の罪で逮捕されてしまう。ティッシュと家族がファニーを助け出そうと奔走するが、さまざまな困難が待ち受けていた。キングは、ティッシュの母を演じた。
初ノミネート、初受賞となったキングは「現代のもっとも素晴らしい作家であるジェームズ・ボールドウィンの代理としてここに立っています。本当に信じられません。ジェームズ・ボールドウィンがこの“子ども”を生み出し、バリー(・ジェンキンス監督)が育て、愛で包みました。なので、私がここに立っていることは、適切なことだと思います。愛と支えを受けるとこのような結果を生み出せるという手本になったからです。ママ、心から愛しています。私にいつも神に見守られていると教えてくれてありがとう」と溢れる思いを壇上で伝えた。
85年、50年代のシカゴを舞台にしたシットコム「227」で女優としてのキャリアをスタート。91年「ボーイズ'ン・ザ・フッド」で映画に初出演し、「ザ・エージェント」「エネミー・オブ・アメリカ」といった大作で知られるようになり、「Ray レイ」でも好演した。本作では、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、第34回インディペンデント・スピリット・アワード、全米各地の映画批評家協会賞などで助演女優賞を多数受賞していた。
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