「スナッチ」「レザボア・ドッグス」「オーシャンズ11」を参考に強盗!? 衝撃の実話映画、5月公開
2019年2月15日 08:00
[映画.com ニュース] 大学生4人が時価1200万ドル(約12億円相当)のビンテージ本強奪を狙った実話を描く「American Animals(原題)」が、「アメリカン・アニマルズ」の邦題で5月17日から日本公開されることが決定。あわせて、日本版ポスターと予告編、場面写真がお披露目された。
メガホンをとったのは、ドキュメンタリー映画「The Imposter(原題)」で英国アカデミー賞最優秀デビュー賞を受賞したバート・レイトン監督。事件を起こした本人たちを劇中に登場させるといった特異な手法、スタイリッシュな映像と音楽によって、センセーショナルな作品を誕生させた。前代未聞の強盗事件を起こした大学生4人を演じるのは、今注目の実力派若手俳優たち。「X-MEN」シリーズのエバン・ピーターズ、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」のバリー・コーガン、「スウィート17モンスター」のブレイク・ジェナー、「ザ・インターセクションズ」のジャレッド・アブラハムソンが出演している。
米ケンタッキー州で退屈な大学生活を送るウォーレン(ピーターズ)とスペンサー(コーガン)は、自身が周囲と何ひとつ変わらない“普通の大人”になりかけていることを感じていた。ある日、大学図書館に時価1200万ドル超えの画集「アメリカの鳥類」が保管されていることを知った2人は、友人エリック(アブラハムソン)とチャズ(ジェナー)を引き入れ、強奪を画策。「スナッチ」「レザボア・ドッグス」「オーシャンズ11」といった犯罪映画を参考にし、特殊メイクで老人に扮して図書館に乗り込むという強盗計画を立てたウォーレンたち。「その本が手に入れば、莫大な金で俺たちの人生は最高になる」という目論みは、予想外の結末を迎えることに……。
ウォーレンたちのターゲットとなる「アメリカの鳥類」は、生きた鳥を観察し続けた野鳥画家ジョン・ジェームズ・オーデュボンによる傑作画集だ。畳半畳ほどの大きさの紙435枚全てに実物大の鳥が描かれており、1838年頃に出版されている。日本版ポスターは、「普通の大学生が起こした普通じゃない強盗事件」というコピーとともに、頭から画集の“鳥”を被ったように見えるウォーレンたちの姿を活写。予告編では“何かが起こる”のを待っていたウォーレンたちが最高の人生を追い求めて、本能のまま突っ走る姿を映し出している。
「アメリカン・アニマルズ」は、5月17日から東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開。