数学で戦争を止めようとした男の物語 菅田将暉主演「アルキメデスの大戦」映像初披露
2019年1月23日 08:00
[映画.com ニュース] 菅田将暉が主演し、三田紀房氏の人気漫画を実写映画化する「アルキメデスの大戦」の特報映像とティザービジュアルが初披露された。「戦争を止めようとした1人の天才数学者」「この夏、大和に挑んだ男の運命の戦いが、始まる」という重厚なナレーションとともに、菅田演じる主人公・櫂直が“時代”に挑む姿をとらえている。
「ドラゴン桜」などで知られる三田氏の原作を、「永遠の0」の山崎貴監督が映画化。菅田のほか舘ひろし、浜辺美波、柄本佑、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯ら豪華な面々が結集し、世界最大級の戦艦・大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描く。
1930年代、対米開戦を視野に入れた大日本帝国海軍の司令部は、戦艦・大和を建造し、日本の国威を世界に示すという計画を立てていた。その計画に反対する海軍少将・山本五十六(舘)は、帝国大学100年に1人の逸材、アルキメデスの再来と称される天才数学者・櫂直(菅田)を引き入れる。櫂は数学者ならではの視点で、巨額の国費を投じる建造費の見積額に矛盾を発見。軍部の陰謀を暴こうと動き出す。
映像とビジュアルでは、山崎監督が徹底的なリサーチと、最新技術を駆使することで“完全再現”を目指した大和が初登場。その巨体が重々しく、迫力たっぷりに進む姿から、映画のスケール感が伝わってくる。さらに、櫂が数学を武器に大和建造の暗部に踏み込み、「やはりこの船をつくってはいけない」と訴える様子も。撮影は2018年7~9月中旬の猛暑のなか行われており、キャスト陣の汗と涙の結晶の一端が垣間見える。
「アルキメデスの大戦」は、7月26日から公開。
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