USウィークリーが選ぶ2018年の“印象深い”映画トップ10
2019年1月6日 13:00
[映画.com ニュース] 米USウィークリーが、2018年に全米で公開された約200本の中から“最も印象深い”映画トップ10を発表した。
第1位は、エルシー・フィッシャー主演で“負け組”女子の中学卒業までの1週間を描いた、ボー・バーナムの監督デビュー作「Eighth Grade(原題)」。思春期特有の悩みと葛藤を、笑いと涙を交えて鮮烈かつ繊細に描き上げた青春映画の新たな傑作と、同誌は絶賛する。
第2位は、第43回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞に輝いた「グリーンブック」。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、「ムーンライト」のマハーシャラ・アリ扮する黒人ジャズピアニストと白人運転手(ビゴ・モーテンセン)の2人が繰り広げる旅を描いた、勇気と希望を与えてくれる感動作だ。
ベネチア国際映画祭コンペティション部門で金獅子賞に輝いたアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA ローマ」、エマ・ストーンとレイチェル・ワイズを主演に迎え、ギリシャの鬼才ヨルゴス・ランティモス監督がメガホンをとった宮廷ドラマ「女王陛下のお気に入り」、詐欺で有罪判決を受けた伝記作家リー・イスラエルの回顧録を、人気コメディ女優のメリッサ・マッカーシー主演で映画化した「Can You Ever Forgive Me?」など、本年度賞レースの注目作が名を連ねるなか、アメリカの国民的子ども向け番組「Mister Rogers' Neighborhood」(1968~2001)の司会者兼制作者で、“ミスター・ロジャース”の愛称で親しまれたフレッド・ロジャースに迫るドキュメンタリー映画「Won't You Be My Neighbor?(原題)」が第3位と健闘した。
そのほか、フレディ・マーキュリーの霊が憑依したかのようなラミ・マレックをはじめ、主要キャストによる圧巻のパフォーマンスで世界中を熱狂の渦に巻き込んでいる「ボヘミアン・ラプソディ」、低予算ながら全米で大ヒットを記録し、すでに続編の製作も決定しているホラー映画「クワイエット・プレイス」が選出された。
USウィークリーが選ぶ、2018年の“最も印象深い映画”トップ10は以下の通り。
2. 「グリーンブック」
3. 「Won’t You Be My Neighbor?」
4. 「女王陛下のお気に入り」
5. 「ROMA ローマ」
6. 「ファースト・マン」
7. 「Can You Ever Forgive Me?」
8. 「妻たちの落とし前」
9. 「ボヘミアン・ラプソディ」
10. 「クワイエット・プレイス」
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