サラ・コナー&リプリーとは正反対!? J・キャメロンが明かす「アリータ」の新ヒロイン像
2018年12月28日 08:00

[映画.com ニュース]木城ゆきと氏のSFアクション漫画「銃夢(がんむ)」をロバート・ロドリゲスが監督を務めて実写映画化した「アリータ バトル・エンジェル」では、製作&脚本を巨匠ジェームズ・キャメロンが担当している。キャメロンといえば、「ターミネーター」「ターミネーター2」のサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)、「エイリアン2」のリプリー(シガニー・ウィーバー)といった“強い女性”を象徴するキャラクターを生み出してきたが、本作では新たなヒロイン像の創出に挑んでいたようだ。
物語の舞台は、天空に浮かぶユートピア「ザレム」と、ザレムから排出された廃棄物が堆積して山をなす荒廃した街「アイアンシティ」に分断された世界。記憶をなくした少女アリータ(ローサ・サラザール)が自らの戦闘能力に気づき、出生の秘密を探るとともに、腐敗した世界を変えるため戦いに身を投じていく。
サラ・コナーは、物語序盤では普通の女子大生だったが、時が経つにつれて、息子のジョンと人類を守るべく自らを鍛え上げて戦士となり、同じくリプリーも元々は宇宙貨物船の航海士であったが、エイリアンと遭遇したことで果敢に戦う人物へと転身する。2人に共通しているのは“物語の進行に合わせて強さを身につけていく”キャラクターであること。そんな特徴を持つヒロインたちを描いてきたキャメロンだったが、本作で新たに生み出したアリータは記憶を失ったサイボーグの少女。300年前のテクノロジーで創られた“最終兵器”というバックグラウンドを有している。

「生まれながらに強さを持った戦士が、次第に心を持つようになるんだ」と語るキャメロン。最初から豊かな心を持った女性が戦士に成長するのではなく、戦士として生まれた女性が徐々に心を持っていくという点に惹きつけられたようだ。さらに「屈託がなく好奇心旺盛な愛情溢れる少女だが、やがて運命と戦わなくてはいけなくなる」と人間の心を持ち合わせているからこその葛藤にも言及している。
アリータを演じたサラザールは「アリータは普通の女の子よ。たまたまサイボーグの体を持ち、記憶を失った過去を持っているというだけ」と分析。「サイボーグの身体以外は何もかも共感できるわ。彼女には様々な感情があるし、不安を感じている。そして勇気があって、好奇心が強くて自己主張ができる。パワフルであると同時に弱さも持っているアリータは私と同じだわ」とコメントを寄せている。
「アリータ バトル・エンジェル」は2019年2月22日公開。

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