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松岡茉優、更なる躍進へ決意にじませる 同時受賞の安藤サクラに「いつか追い越したい」

2018年11月17日 23:10

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決意をにじませた松岡茉優
決意をにじませた松岡茉優

[映画.com ニュース] 一般の映画ファンが選出する第10回TAMA映画賞の授賞式が11月17日、東京・パルテノン多摩で行われた。最優秀女優賞には「勝手にふるえてろ」「万引き家族」「ちはやふる 結び」「blank13」の松岡茉優が選ばれた。

国内映画賞のトップバッターとして、明日への元気を与えてくれる・夢を見させてくれる活力あふれる“いきのいい”作品・監督・俳優を表彰するTAMA映画賞。最優秀女優賞を獲得した松岡は第8回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞を獲得して以来の受賞となった。登壇すると、出演作のスタッフ・キャストに改めて感謝の気持ちを述べながらも、「もしTAMA映画賞さんが他の映画賞と同じように、最優秀女優賞が1名だったら、わたしは確実にここにはいません。こんなことを言うのはおこがましいんですが、完全な2位だと思っています」ときっぱり明かす。

それは今回の最優秀女優賞に「万引き家族」の共演者となる安藤サクラも同時受賞していることを踏まえたコメントだったようで、「『万引き家族』をご覧いただいた方ならご存知だと思いますが、ラストの方で、海外でも話題になったサクラさんのシーンがありまして。そのシーンを見たリリー・フランキーさんが、『安藤サクラはあのラストのシーンだけで、8個は映画賞が取れるな』と言っていて。わたしもそうだよなと思いました」とその真意を説明する。

そして「わたしはあのシーンを見て悔しいと思いました」と続けた松岡は、「ただ2年前にここで最優秀新進女優賞をいただいてからの一番の成長は、あのシーンを見て悔しいと思えたことです。それまでのわたしだったら、あのシーンを見て、ただ感動してただけだったと思います。サクラさんにいつか追いつきたい、追い越したいと思えるようになったのは、ここで認めてもらえたからだと思います。今回、認めてもらった自信と、温かい気持ちと、たくさんの方が観てくれたんだという心強さで、これからも飛躍していくと誓います」と決意を語った。

その「万引き家族」は最優秀作品賞を獲得している。同作がパルムドールに輝いたカンヌ国際映画祭に、9月15日に逝去した樹木希林さんとともに参加していた松岡は、「カンヌは雨が降ったりやんだり。晴れたりと難しい天気模様だったんですけど、樹木希林さんが『雨のカンヌが見られてよかったわ』とおっしゃって言っていて。希林さんはカンヌに何度も行っているけど、雨は初めてだったみたいで。わたしも雨の日は気持ちが落ち込むけど、その時にしかないものがあるんだなと。そんなひと言で希林さんの深さを感じました」と付け加えた。

そして樹木さんは、「モリのいる場所」で沖田修一監督、山崎努をはじめとしたスタッフ・キャスト一同とともに特別賞を獲得している。主演の山崎は「主人公たちにはまったく変化が起こらない映画で、そういったところに惹かれて出演を決めたんですが、お客さんが来てくれるのかなと心配でした。でもいっぱい入ってくれました。その上、このような立派な賞をいただいてうれしく思います。ここに樹木希林がいればもっと良かったですが……、残念です。仕方ありません」。樹木さんとは同じ劇団「文学座」に所属するなど、50年以上の付き合いがあったが、意外にも共演は本作が初めてだった。「彼女は病気で、体調が悪いと聞いていたけど、(現場では)ものすごく元気で。逆に僕は熱中症でダウンしそうになったし、沖田監督も途中で高いところから飛び降りてねんざをしていた。一番元気だったのは希林さんだった」と振り返った。

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