超一流ダンサーを多数起用!「くるみ割り人形」バレエシーン公開
2018年11月13日 17:00
[映画.com ニュース] ウォルト・ディズニー最新作「くるみ割り人形と秘密の王国」の本編映像が公開された。絢爛(けんらん)なセットで撮影された、華やかなバレエシーンの一部を収めている。
本作は、ドイツの童話をモチーフに、バレエや音楽などさまざまな形で愛されてきた「くるみ割り人形」を実写化。くるみ割り人形に導かれて不思議な世界に迷い込んだ少女クララの冒険を壮大なスケールで描く。「インターステラー」などに出演してきたマッケンジー・フォイがクララを演じるほか、キーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン、モーガン・フリーマンらが共演。「ギルバート・グレイプ」のラッセ・ハルストレムと、「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」のジョー・ジョンストンが監督を務める。
「くるみ割り人形」の映画化にあたり、制作陣はバレエの要素を本作に取り込むことを最も重要なことと考え、黒人女性として初のプリンシパル・ダンサーとなったミスティ・コープランド、英国ロイヤル・バレエ団で史上最年少男性プリンシパルに上りつめた経歴を持ち、「オリエント急行殺人事件」「レッド・スパロー」にも出演するセルゲイ・ポルーニンが起用された。
公開された映像は、クララが劇中に登場する4つの王国のうちの1つ「お菓子の国」の統治者シュガー・プラムと一緒にバレエを観劇するシーン。撮影では、“舞台”をイメージしたアナログな装飾をあえて盛り込み、コープランドやポルーニンらのバレエがより際立つ演出が施されている。
コープランドは、ディズニーからのオファーに驚きを隠せなかったようで「スケールの大きいディズニー映画に出演できるなどとは思ってもいなかったし、私がバレエを始めたきっかけとこれまでのキャリアと深いつながりのある作品なので、まるで夢のようだわ」と当時を振り返っている。
ポルーニンは「全てがすごくカラフルだったんだ。あの中に身を置くのは、なんと表現すれば良いんだろうか。子どもがおとぎ話の世界に入ったような感じとでも言うのかな。あるいは、子どもがテーマパークに行ったような気分。色が本当に美しいんだよ。輝いていたり、暗かったり。とてもマジカル。その印象が強烈に残っているね」と、クオリティの高いセットが用意されていたことを伝える。
コープランドのバレエを目の当たりにしたナイトレイは「彼女のダンスは素晴らしかったわ」と絶賛。「このシーン全体を撮影するのに1日12時間ほど3、4日間くらいかけていて、その中で彼女らは踊っていたの。彼女は足のあちこちに氷のうをつけていたわ。体力、忍耐力が本当にすごかった」と舞台裏を明かした。
「くるみ割り人形と秘密の王国」は11月30日から全国公開。
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