チャーリー・ハナム×ラミ・マレック共演 脱獄映画の傑作「パピヨン」リメイク版、19年6月公開
2018年11月6日 08:00

[映画.com ニュース]スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンが豪華共演した脱獄映画の金字塔「パピヨン」がリメイクされ、2019年6月に日本で公開されることがわかった。「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナムが主人公パピヨンを演じ、「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックが共演する。
作家アンリ・シャリエールの壮絶な実体験を、「猿の惑星」(1968)のフランクリン・J・シャフナー監督と、「ローマの休日」(54)の脚本家ダルトン・トランボのタッグにより映画化し、74年に日本で公開された「パピヨン」。無実の罪を着せられ、海に囲まれたフランス領ギアナの刑務所に移送された終身刑囚パピヨン(マックィーン)と、偽札作りの天才ドガ(ホフマン)の熱い友情と命をかけた脱獄劇が描かれ、大ヒットを記録した。また、ジェリー・ゴールドスミスによる主題曲「パピヨンのテーマ」は、米アカデミー賞の作曲賞にノミネートされた。
リメイク版では、「キング・アーサー」で華麗なアクションを披露したハナムが、金庫破りのプロで、殺人の濡れ衣を着せられてしまうパピヨン役を務める。「ボヘミアン・ラプソディ」で伝説のバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーに扮し、その熱演が話題となったマレックが、パピヨンと奇妙な絆で結ばれるドガ役を担う。

メガホンをとるのは、第31回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された「氷の季節」で審査員特別賞と最優秀男優賞をダブル受賞し、厳格なリアリズムで社会を容赦なく描いてきたマイケル・ノアー監督。本作ではハリウッドの赤狩り(政府が共産党員および支持者を追放すること)と戦ったトランボにリスペクトが捧げられ、74年版に寄り添いつつ、独自のエピソードを追加。第42回トロント映画祭でプレミア上映された際には、主演2人が拍手喝采を浴びた。
お披露目された場面写真には、その名の由来となった蝶の入れ墨が胸元に刻まれているパピヨンの姿や、囚人服に身を包んだパピヨンとドガが意味ありげに視線を交わす様子がおさめられている。「パピヨン」は2019年6月から、東京・TOHOシネマズシャンテほか全国で公開。
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