【全米映画ランキング】「ヴェノム」V2 デイミアン・チャゼル監督「ファースト・マン」は3位デビュー
2018年10月17日 13:00
[映画.com ニュース]先週末の全米ボックスオフィスは、前週8000万ドル超の爆発的な大ヒットスタートを切ったトム・ハーディ主演の「ヴェノム」が、前週比55%ダウンながら約3570万ドルの興収で首位を守り、V2を果たした。
同作の10日間の累計は約1億4200万ドルとなり、2億ドル超えも見えてきた。2位も前週と同じく「アリー スター誕生」。こちらは前週比34.7%ダウンの約2800万ドルで、累計は約9400万ドルに。
約1650万ドルのオープニング興収で3位デビューとなったのは、「ラ・ラ・ランド」のデイミアン・チャゼル監督&主演ライアン・ゴズリングの新作「ファースト・マン」。人類で初めて月面に降り立ったアポロ11号のニール・アームストロング船長の伝記(ジェームズ・R・ハンセン著)を映画化した作品。「アリー スター誕生」と同じくベネチア国際映画祭でのプレミア上映以来、批評家から多くの絶賛評を集め本年度のアカデミー作品賞ノミネートが確実視されているが、大ヒットスタートとはならなかった。共演にクレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、ジョン・バーンサル、コリー・ストール、ルーカス・ハース。脚本は「スポットライト 世紀のスクープ」「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」のジョシュ・シンガー。
3位と僅差で4位デビューとなったのは、ハロウィーン合わせのホラー「Goosebumps 2: Haunted Halloween」。R・L・スタインの児童向けホラー小説を映画化した「グースバンプス モンスターと秘密の書」(2015年)の続編。前作は約8000万ドルの最終興収を上げたが今回は果たして……。
約725万ドルで7位デビューとなったのは、ジェフ・ブリッジス、クリス・ヘムズワース、ダコタ・ジョンソン、ジョン・ハム、グザビエ・ドラン共演の「Bad Times at the El Royale」。カリフォルニア州とネバダ州にまたがるレイクタホの湖畔にあるモーテルを舞台に7人の<ワケあり>宿泊客が織りなすノワール群像劇。「キャビン」のドリュー・ゴダード監督による意欲作だったが、寂しいスタートとなった。
その他9位には、前週13位からランクインした犯罪ドラマ「The Hate U Give」が入った。今週末からはさらなる拡大公開が予定されている。
今週末は、ジョン・カーペンター監督の出世作「ハロウィン」(1978年)の40年後をジェイミー・リー・カーティス主演で描く続編「Halloween」などが公開となる。