米アカデミー、新会員として史上最多928人招待 日本人は新海誠・片渕須直・細田守・園子温ら10人
2018年6月26日 18:00
[映画.com ニュース] アカデミー賞を選考する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、史上最多となる928人に入会の招待状を送付したことが明らかになったと、米ハリウッド・レポーターが報じた。
AMPASは、アカデミー賞俳優部門にノミネートされたのが2015年、16年と2年連続で白人だけだったことをきっかけに、「白すぎるオスカー(#OscarsSoWhite)」という批判にさらされた。白人男性過多である会員構成を是正するため、シェリル・ブーン・アイザックス前会長は、20年までに女性と非白人の会員数を倍増させると宣言。その言葉通り、16年は683人、17年は774人に招待状を送り、今年は最多の928人を招待したという。新会員の49%が女性で、全員が入会すればアカデミー会員の女性比率は31%にアップする。また、新会員の38%が非白人で、こちらも入会すればアカデミー会員の非白人比率は16%に到達する。
新たに招待されたのは、ティモシー・シャラメ(「君の名前で僕を呼んで」)、ダニエル・カルーヤ(「ゲット・アウト」)、デイジー・リドリー(「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」)、クメイル・ナンジアニ(「ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ」)、エイミー・シューマー(「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」)、金城武(「恋するシェフの最強レシピ」)ら。日本人ではほかに、新海誠、片渕須直、細田守、園子温、イッセー尾形、菅野よう子、三ツ松けいこら10人が招待されている。「ハリー・ポッター」のベストセラー作家J・K・ローリングにも、脚本家として招待状が送られているという。