米アカデミー、Netflix作品への対応を協議

2017年10月22日 22:30


冷遇されたNetflix映画「オクジャ」
冷遇されたNetflix映画「オクジャ」

[映画.com ニュース] アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)が、Netflixなどのストリーミング会社が手がけるオリジナル映画への対応を協議していると、Deadlineが報じた。

AMPASはこのほど、会員限定のミーティングを実施。約300人が集まった会議ではさまざまな議題について意見交換が行われたが、そのなかで大きな時間が割かれたのは、ストリーミング会社が手がける映画作品の扱いだという。

Netflixはオリジナル映画をアカデミー賞に出品するため、ロサンゼルスで1週間の商業上映を実施している。現行の規定上これで問題はないが、1週間しか劇場公開しない作品を、他の劇場映画と一緒に扱うことに疑問の声があがったという。

また、ストリーミング会社のオリジナル映画は、テレビ映画ともみなされるため、同一作品が映画賞であるアカデミー賞、テレビ賞であるエミー賞でダブル受賞をする可能性がある。その場合、エミー賞よりも権威があるとされてきたアカデミー賞の地位が脅かされることになると、懸念の声も挙がったという。

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