映画より過酷だった?“ホース・ソルジャー”本人が当時を回想
2018年5月9日 14:30

[映画.com ニュース] 「パール・ハーバー」「ブラックホーク・ダウン」のプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが手がけた「ホース・ソルジャー」(公開中)で、主人公のモデルとなった元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)のマーク・ヌッチェ氏が、映画の魅力を語った。
「アベンジャーズ」のクリス・ヘムズワース、「シェイプ・オブ・ウォーター」のマイケル・シャノン、「アントマン&ワスプ」(8月31日公開)のマイケル・ペーニャ、「ムーンライト」のトレバンテ・ローズらが集結。2001年9月11日の同時多発テロで被害を受けたアメリカが最初に行った反撃で、最も危険な対テロ戦争の最前線に志願した12人の米陸軍特殊部隊員の知られざる戦いを描く。
ヘムズワースが演じたグリーンベレーのリーダーのモデルであるヌッチェ氏は、米軍を退役した現在、講演活動のほか、共に作戦に従事したグリーンベレーの仲間とウイスキー醸造会社を立ち上げ、第2の人生を歩んでいるそう。本作は、長年の間機密事項として扱われていた戦いを映画化しているが、「歴史的な瞬間に実行された僕たちのミッションを長編映画にしてくれたことは、たくさんの人にとって意味がある。自分たちの経験したことを垣間見てくれることをうれしく思う」と胸を張る。
主演俳優のヘムズワースについても、「クリス(・ヘムズワース)が僕を演じてくれたことは、とてもうれしかったよ。おかげで、僕の家ではクリスファンが増えたんだ(笑)。実際に何度か会って、この作戦について話せたことも良かったよ」と意見交換の場を持ち、良好な関係を築いたという。
映画では、乗馬経験のほぼないメンバーたちが馬での高地戦に苦闘するさまが描かれるが、実際は「敵の情報も定かではない上に、同胞になったアフガンの仲間も、数分前に出会ったばかり。そういった困難な状況のなかで、すぐに乗馬を学ばなければならなかった」と映画以上に過酷だったそう。さらに、「鞍(くら)や手綱が古くて壊れてしまうから、自分たちのパラシュートのストラップなどを応用して、修理しながら馬に乗っていた。アメリカ側にオーストラリアの鞍を送ってくれと要請していたが、実際に届いたのはミッションが終わった1カ月後だったんだ」と映画では描かれていない“新事実”についても明かした。

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