ソダーバーグ監督の新作はパナマ文書が題材
2018年4月18日 11:00

[映画.com ニュース]スティーブン・ソダーバーグ監督がパナマ文書を題材とした新作「The Laundromat(原題)」を準備していると、The Playlistが報じた。
ピューリッツァー賞を2度受賞したジャーナリスト、ジェイク・バーンスタイン著の「Secrecy World: Inside the Panama Papers Investigation of Illicit Money Networks and the Global Elite」の映画化で、各国の富裕層による租税回避地の活用の実態を暴いていくプロセスが描かれることになる。カトリック教会が隠蔽してきた児童虐待スキャンダルを暴いた新聞記者の活躍を描いた「スポットライト 世紀のスクープ」と似たテイストの作品になるという。
ちなみに、タイトルの「The Laundromat(原題)」はコインランドリーの意味で、資金洗浄を行っていたパナマの法律事務所モサック・フォンセカを指している。「コンテイジョン」「サイド・エフェクト」など、ソダーバーグ作品の脚本を手がけているスコット・Z・バーンズが脚色を担当。秋のクランクインを目指している。
ソダーバーグ監督は「ローガン・ラッキー」で4年ぶりに映画界に復帰したことで知られているが、今年1月には新ドラマ「Mosaic(原題)」が米有料チャンネルHBOで放送、3月には全編iPhoneで撮影した新作映画「Unsane(原題)」が全米で封切られるなど、勢力的に活動を行っている。
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