阿部純子、内山高志の“パワー1%”クロスカウンターに大興奮!
2018年3月30日 07:00

[映画.com ニュース] 第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を、白石和彌監督のメガホンで映画化する「孤狼の血」の報知映画賞・特選試写会が3月29日、東京・よみうりホールで行われ、キャストの阿部純子、ボクシングの元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が上映前のトークショーに出席した。
「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された同名小説を映画化。舞台は、暴対法成立以前の昭和63年、広島の架空都市・呉原。捜査二課の新人・日岡秀一(松坂桃李)は、やくざとの癒着が噂される刑事・大上章吾(役所広司)のもと、暴力団系列の金融会社社員失踪事件の捜査に参加。違法捜査も辞さない大上に戸惑いながらも、日岡は経験を積んでいく。やがて失踪事件を機に暴力団同士の抗争がぼっ発し、大上は大胆かつ強引な秘策に打って出る。
映画オリジナルキャラクター・岡田桃子役をオーディションを経て勝ち取った阿部。広島・呉市での撮影は、今でも心に深く刻まているようで「ロケ地を移動するたびに100人ほどの呉市の方々が集まってくれました」と述懐すると、「そのなかでも松坂さんに関する面白いエピソードがあるんです」と告白。「松坂さんが道に出た瞬間、人がいっぱい来ちゃうのかなと思っていたんですが、誰ひとり集まらなかったんです(笑)。皆さんもまさかいるとは思わなかったのか、そのまま素通り。思わず笑ってしまいました」と暴露しながらも、「初めて共演させていただいたんですが、物腰柔らかで優しい方。お芝居の相談にものっていただき、すごく助けていただきました」と感謝の念をにじませていた。
元々やくざ映画好きな内山氏は“殴り合い”のシーンについて「皆さん一流の俳優さんだけあって、本当に殴っているような感じに見えましたね。かなり練習したんじゃないかな」と分析。ひとりきりで物事に向き合うキャラが登場することから「ボクシングも孤独な闘い。どうやって乗り越えてきた?」と問われると「孤独だと感じたことはない」と断言。「試合になった時には1対1ですが、相手も孤独ですしね。でも、相手が大勢いて、こっちがひとりだと寂しいかも。あとは試合前にどこにも行けなくて、仲の良い友達たちがどこかに旅行にいったりしていると孤独です(笑)」と発言して、場内の笑いを誘っていた。
現役を引退したが「今でも試合をやろうとすればできます」と自信たっぷりの内山氏。強じんな肉体に興味津々な阿部は「ちょっと触ってもいいですか?」と二の腕にタッチすると「あ、すごい!」と興奮しきりだ。さらに「クロスカウンターをしてみたいんです。1%の力で…」とお願いして、ステージ上で実演すると、テンションは最高潮に。「無理なお願いをしてしまってすいません」と満面の笑みを浮かべる阿部に対して、内山は「ちょっと照れちゃいますね(笑)」と赤面していた。
「孤狼の血」は、5月12日から全国公開。
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