【第41回日本アカデミー賞】蒼井優、初の最優秀主演女優賞に涙!
2018年3月2日 22:14

[映画.com ニュース]第41回日本アカデミー賞の授賞式が3月2日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、最優秀主演女優賞は「彼女がその名を知らない鳥たち」の蒼井優が受賞した。自身初の同部門で、初の最優秀賞。スピーチでは涙を浮かべ、思いの丈を打ち明けた。
沼田まほかるの人気ミステリー小説を「凶悪」の白石和彌監督が映画化。2007年の第30回で最優秀助演女優賞と新人俳優賞を獲得している蒼井は、今作では日々を怠惰に暮らす最低な女性像を演じ切り、躊躇なく人間の本質に踏み入る強いインパクトを残した。最優秀主演女優賞が発表された瞬間、口をあんぐりと開け放心状態。それでも白石監督とハグを交わし、ほほ笑みながらステージへ向け駆け出した。
ところが授与されたブロンズを掻き抱くと、しばし沈黙。瞳に涙を浮かべ「ありがとうございます。なんでしょう、びっくりしています」と絞り出し、顔を拭いながら「この映画を撮っている時に、映画の現場、映画の世界に入れて、本当に良かったと思ったんです。さらにこんな大きな賞を頂いてしまって、恐縮しています」と頭を下げた。
そして「これから新学期が始まりますけど、学校がつらい方、新しい生活どうしようと思っている方は、ぜひ映画館に来て。映画館って、良くないですか? 私、本当に好きなんです。皆で一緒に映画を盛り上げていけたらなと思います」と、揺らぎのないまっすぐな眼差しで願いを込めた。
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