2017年の年間興収、メガヒットなくても歴代2位の2285億円7200万円
2018年1月25日 16:00
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[映画.com ニュース] 日本映画製作者連盟(映連)の新年記者発表が1月25日、都内のホテルで行われた。2017年の年間興収は2285億7200万円で、前年比97.1%。「君の名は。」や「シン・ゴジラ」のメガヒットで歴代最高を記録した16年から微減にとどめ、興収発表となった2000年以降では歴代2位となった。
観客動員も1億7448万3000人で、前年比96.8%。一方で公開本数は過去最高の1187本と5年連続で1000本以上となり、邦画と洋画の内訳は54.9%対45.1%。洋画が前年比118.6%と躍進したが、岡田裕介会長は「前年割れではあるが、良かったと言える1年。洋画が盛り返し、興収10億円以上の作品の合計は洋画が上回ったが、邦画は5~10億円の作品が多く優位は変わらない。メガヒットがなくても、日本映画が全体として力を付け信用を得られている」と分析した。
昨年の邦画の興収1位は、シリーズ最高を更新した「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」の68億9000万円。以下、「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」(44億3000万円)、「銀魂」(38億4000万円)と定番アニメ、人気コミックの映画化が続き、「君の膵臓をたべたい」が35億2000万円だった。
対する洋画は、昨年唯一の100億円超えとなった「美女と野獣」(124億円)が1位。2位が「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(73億4000万円)、3位が「怪盗グルーのミニオン大脱走」(73億1000万円)となった。
また、全国のスクリーン数は3525で、前年比53スクリーンの増加。中でも東宝の子会社であるTOHOシネマズが656スクリーンを要し、昨年11月にオープンしたTOHOシネマズ上野が好調に推移。東宝の島谷能成社長は、「13年頃は全体の4%だった高校生が、倍くらいに増えている。料金を1000円にしたのも大きいが、高校生が映画館に戻ってきている手応えがある。IMAXや4Dのコンテンツも過去最高になりそう。まだまだ商圏は残っているので、映画業界全体の市場拡大の可能性を感じた」と話した。
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