日本人特殊メイクアップアーティスト辻一弘氏がアカデミー賞ノミネート!
2018年1月23日 22:35

[映画.com ニュース] イギリスの歴史ドラマ「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」で主演ゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当した、日本人アーティストの辻一弘氏が、第90回アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング部門にノミネートされた。
10代から独学で特殊メイクを学び、大ヒットSF「メン・イン・ブラック」(97)を皮切りにハリウッドの第一線で活躍してきた辻氏は、「マッド・ファット・ワイフ」(07)と「もしも昨日が選べたら」(06)の2作品で、アカデミー賞のメイクアップ賞にノミネート。今回3度目のノミネートで初受賞を狙う。
2012年に彫刻家に転身し現代アートの世界で活躍していた辻氏は、主演オールドマンの直々の熱烈オファーで映画界に復帰。特殊メイクの開発と試作に6カ月を費やし、合計200時間をかけてオールドマンを政治家チャーチルに大変身させた。アカデミー賞の前しょう戦では、米メイクアップ・アーティスト&ヘア・スタイリスト組合(MUAHS)賞特殊メイク効果部門、英国アカデミー賞などにノミネートされている。
日本人個人の受賞は、93年・第65回に衣装デザイン賞を受賞した故・石岡瑛子さん(「ドラキュラ」)までさかのぼる(科学技術賞、名誉賞、特別賞を除く)。09年に滝田洋二郎監督の「おくりびと」が日本映画として初の外国語映画賞を受賞し、「つみきのいえ」が短編アニメーション賞に輝いてから9年。日本人の久々の快挙に期待がかかる。第90回アカデミー賞授賞式は、3月4日(現地時間)に米ハリウッドのドルビー・シアターで開催される。
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