スピルバーグ監督の次回作は「インディ・ジョーンズ5」と「ウエスト・サイド物語」
2018年1月22日 12:00

[映画.com ニュース] アカデミー賞最有力の「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」、近未来のVR世界を舞台に世界中の人気キャラクターがお宝をめぐり壮大な争奪戦を繰り広げるアドベンチャー巨編「レディ・プレイヤー1」と立て続けに新作を放ち、70代に突入した今もなおハリウッドのトップ監督として健在ぶりを見せつけるスティーブン・スピルバーグ監督が、早くも次回作を物色中だという。
米Deadlineによれば、現時点で次回作となる可能性が最も高いのは、前作「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」(2008)に続きデビッド・コープが脚本を手がける「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5弾。ハリソン・フォードがタイトルロールで続投することを除き、キャスティングやその他の詳細は明らかになっていないものの、全米公開が2020年7月10日とすでに決まっていることから、情報筋は製作準備がある程度進んでいるのではないかと見ている。
次回作として有力視されているもう1本は、スピルバーグ監督が長年熱望していたリメイク版「ウエスト・サイド物語」。シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」を下敷きにしたブロードウェイの大ヒットミュージカルを、巨匠ロバート・ワイズと舞台版を手がけた演出家ジェローム・ロビンスが共同で映画化。マンハッタンを舞台に敵対するギャング集団と男女の悲恋を描いた同作は、第34回アカデミー賞で作品賞を含む10部門を制したミュージカル映画の金字塔だ。
2年前にドリームワークスがリメイク権を獲得したことで、実現に向けようやく動き出した同企画は、「ミュンヘン」「リンカーン」など数多くの作品でスピルバーグとタッグを組んできたトニー・クシュナーが現在、脚本の執筆に着手している。「ジュラシック・パーク」を大ヒットさせた同じ年に、「シンドラーのリスト」でアカデミー作品賞・監督賞をダブル受賞した実績をもつスピルバーグ監督だけに、多数の企画を同時進行させるのはお手のもの。「インディ・ジョーンズ5」とリメイク版「ウエスト・サイド物語」が、ともに20年公開となる可能性も大いにある。
「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」は3月30日から、「レディ・プレイヤー1」は4月20日から全国公開。
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