第32回高崎映画祭最優秀作品賞は阪本順治監督「エルネスト」に決定
2017年12月21日 14:00

[映画.com ニュース] 第32回高崎映画祭の各賞が決定した。最優秀作品賞は「エルネスト」で、阪本順治監督とスタッフ・キャスト一同に対して授与される。同作は、キューバ革命の英雄チェ・ゲバラと共闘した日系人の生涯を、オダギリジョー主演で描いた日本とキューバの合作映画だ。
最優秀監督賞は「海辺のリア」の小林政広監督と「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督。「海辺のリア」は仲代達矢が最優秀主演男優賞、黒木華が最優秀助演女優賞、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」も池松壮亮が最優秀助演男優賞、石橋静河が最優秀新人女優賞、さらに坂本欣弘監督「真白の恋」も新進監督グランプリ、岩井堂聖子が最優秀助演女優賞、佐藤みゆきが最優秀新進女優賞と、3作品がそれぞれ3冠を獲得した。
最優秀主演女優賞は「海辺の生と死」(越川道夫監督)の満島ひかり、最優秀新進男優賞は「ポエトリーエンジェル」(飯塚俊光監督)の岡山天音。そして、ホリゾント賞は「人生フルーツ」の伏原健之監督と製作スタッフ一同が受賞した。
高崎映画祭は地元有志スタッフにより、1987年に第1回が開催された。コンセプトは、地方で鑑賞機会の少ない、小規模ではあるが良質の映画を上映し、鑑賞できる環境をつくることからはじまった。現在は常設ミニシアター「シネマテークたかさき」ができたことにより、監督や俳優、また地域性など様々なテーマを設けて特集上映などを行い、若手監督の発掘と活躍の応援にも力を入れている。
第32回高崎映画祭は来年3月24日から4月8日まで群馬県の高崎市文化会館ほかで開催され、授賞式は3月25日に群馬音楽センターで実施される。
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