海辺の生と死
劇場公開日 2017年7月29日
解説
極限まで追い詰められた夫婦の姿を描き、小栗康平監督により映画化もされた島尾敏雄の私小説「死の棘」に、敏雄の妻である島尾ミホの小説「海辺の生と死」や敏雄による短編小説「島の果て」などの内容を織り交ぜ、敏雄とミホをモデルとした男女が出会い、2人が結ばれるまでの時間を満島ひかり主演で描く。第2次世界大戦末期の奄美群島・加計呂麻島(かけろまじま)。朔(さく)隊長率いる海軍特攻艇の部隊が島に駐屯することとなった。国民学校教師であるトエは、島の子どもたちからも慕われ、隊員たちとの酒盛りよりも島唄を習いたがる朔という男の姿を好意をもって見つめていた。ある日、トエは朔から「今夜9時頃浜辺に来て下さい」と記された一通の手紙を受け取る。その手紙にトエは胸の高鳴りを感じていた。島尾ミホをモデルとした主人公トエ役を満島が演じる。監督は「かぞくのくに」などでプロデューサーを務め、「アレノ」で監督デビューを果たした越川道夫。
2017年製作/155分/G/日本
配給:フルモテルモ、スターサンズ
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2022年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
満島ひかりを存分に堪能できます👍
地味だけどアツい👏
2020年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
2019年8月25日
海辺の生と死 鑑賞
ついてはいけないでしょうか
たとえこの身がこわれても
取り乱したりいたしません
太平洋戦争末期の奄美群島・加計呂麻島で出会った島尾ミホ・島尾敏雄夫妻をモデルにした作品。
満島ひかり と 永山絢斗 が主演。
特攻と集団自決。悲しい事件を題材にしたお話
#満島ひかり#永山絢斗
2019年2月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
個人評価:4.0
私はこの作品を見て初めて心底、戦争が憎く、そして当時のアメリカを恨みました。
数多の特攻隊や戦争映画がありますが、そういった気持ちになるのは初めてです。
このテーマは時代がどんなに移り変わっても、伝えいく必要がある普遍的なテーマだと感じます。選択肢が無いまま死んでいった人達の為に。
選択肢が無くなった若い2人の恋。それは死という絶対的な事柄を前に、2人を盲目的にさせたのか、それともよりクリアに真っ直ぐな気持ちさせたのか。おそらく後者であると感じる。
満島ひかりの真っ直ぐな演技が胸に刺さり、当時の現実がリアルに押し寄せる。
虫や鳥は今日も変わらず鳴き続ける。波は変わらず今日も寄せては返す。島民だけが自分達が決めたルールで死んでいく。
選択肢が無い、選択肢がないのですよ。村人の声が聞こえてくる。
2018年12月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
生死の境にいるからこそ2人は恋に落ちたのだろうか。終戦後はすっかりその気もなくなってしまったという感じ。死に損ねて生きている意味も分からなくなってしまった?でも原作者夫婦の実話ということは結ばれたんだよなぁ。
終戦間際の沖縄の離島がどのような状況だったのか、リアルに伝わった。極限の状態でも時間はゆっくり流れ、歌も歌うし踊りも踊る。ただ台詞の間や沈黙の時間が長く、退屈に感じてそこまで島時間に浸ることはできなかった。満島ひかりの歌と裸は良かった。先生でも子供っぽくて、好きな人の前では子供のように甘えるのがまた可愛かった。
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