上白石萌音&萌歌、姉妹初共演!「羊と鋼の森」でピアニスト役&連弾を披露
2017年11月23日 05:00
2016年本屋大賞で第1位に輝いた宮下奈都氏の同名小説を、橋本光二郎監督(「orange オレンジ」)のメガホンで映画化する今作では、山崎と日本を代表する名優・三浦友和が初共演している。ピアノの調律に魅せられたひとりの青年の成長を描いており、本屋大賞第1位だけでなく「2016年キノベス!」第1位、「2015年ブランチブックアワード」大賞と3冠を達成している。
映画で、山崎扮する主人公の外村直樹が駆け出しの頃、あるピアニストの姉妹との出会いをきっかけに調律師として急速に成長を遂げていく。その姉妹を、萌音と萌歌が演じる。2011年に開催された第7回「東宝シンデレラ」オーディションに応募し、グランプリを獲得した萌歌と審査員特別賞を受賞した萌音。自宅で台本の読み合わせを行っていたほか、劇中では連弾に挑戦し華麗な演奏シーンを披露している。
静かで力強い音を奏でる姉・佐倉和音に息吹を注ぎ込む萌音は、「初めて原作を読み、何度も涙が出そうになりました。匂い、音、温かみ、それらが文字から伝わってくる不思議な原作で、繰り返し読みました。撮影現場も、そんな原作の世界観を投影したような温かい現場で本当に楽しかったです」と述懐。自らの役どころについては、「私と似ている部分がたくさんあります。姉として『しっかりしなきゃ』と思う気持ち、(妹の)由仁に対してジェラシーを感じる姿など、私も妹の心の強さ、ポジティブさをうらやましく思う時があったので、役と繋がりながら演じました」とこだわりを明かした。
一方、明るく弾むような音色の演奏をする妹・佐倉由仁役を務めた萌歌は、姉との共演を「台本の読み合わせを家で一緒に出来たのは面白かったですね。お互いに意見を出し合ったり、有意義な読み合わせができました」と振り返る。さらに「連弾のシーンで、練習してきたピアノの個性を、姉とぶつけ合うのが楽しかったです。どんな映画になるのか、すごく楽しみで、私も早く見たいです!」と撮影が充実していたことをうかがわせた。
「羊と鋼の森」は、2018年6月から全国で公開。