東出昌大主演「寝ても覚めても」撮了！　瀬戸康史、山下リオらの出演も判明

本作は、第32回野間文芸新人賞に選ばれた芥川賞作家・柴崎友香氏の同名小説を実写化するもの。突然姿を消した元恋人・麦（バク）のことが忘れられない女性・朝子が、麦と瓜二つの男・亮平（東出）と出会って恋に落ち、同じ顔をした2人の男の間で揺れ動くさまを描く。東出が、ミステリアスな自由人・麦（バク）と、優しくて誠実なサラリーマン・亮平の1人2役に初挑戦し、ヒロインをソニー損保のCMで注目を集めた若手女優・唐田えりかが演じる。

このたび発表されたキャストの役どころは、亮平が務める会社のクールな後輩・串橋役を瀬戸、朝子のルームメイトで女優を目指すマヤ役を山下が演じ、「獣道」での体当たり演技も記憶に新しい伊藤が朝子の親友・春代役、ロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカルでもある渡辺は、麦に家を貸している友人・岡崎役に挑戦。また、田中が岡崎の母親・栄子役として脇を固め、仲本が主人公たちを繋ぐキーパーソン・平川役に扮している。

充実の撮影を終えた濱口監督は「集まってくれたすべてのキャストとスタッフに感謝します」と謝意を示し「まず、本当に面白い原作があって、『この人たちしかいない』と思える、とても素晴らしいキャストが集まった現場でした。役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います」と述懐。そして「何より、主演の東出さんが献身的に、撮影のすべてを支えてくれました」と告白した。

「東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました。自分の眼の前で、カメラの前で、とても素晴らしいことがたくさん起きた撮影でした」と撮影当時を振り返り「原作の大切な部分も、映画の中にしっかりと残せたと思っています」と自信をにじませている。「きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。それをちゃんとお届けできるよう、これから頑張ります。期待してお待ちください」とコメントを寄せている。

「寝ても覚めても」は、2018年公開。