獣道

劇場公開日:

獣道

解説

「下衆の愛」の内田英治監督が、地方都市で周囲の大人たちに翻弄されながら生きる場所を探す若い男女の姿を、実話をベースに描いたブラックコメディ。とある地方都市で生まれた愛衣は、信仰ジャンキーの母親によって宗教施設に入れられ、7年間世間から隔離された生活を送っていた。教団が警察に摘発されたことにより、保護された愛衣は中学に通い始めるが、そこに彼女の居場所はなく、ドロップアウトした愛衣は、万引きと生活保護で生きるヤンキー一家や、サラリーマン家庭などを転々としながら、自分の居場所を必死に探していた。愛衣に恋をし、愛衣の唯一の理解者である不良少年の亮太もまた自分の居場所を探していたが、やがて半グレたちの世界に居場所を見つけ、愛衣は風俗の世界に身を落とす。愛衣役を伊藤沙莉、亮太役を須賀健太が演じるほか、お笑いコンビ「マテンロウ」のアントニー、「太陽を掴め」などの吉村界人らが脇を固める。

2017年製作/94分/R15+/日本・イギリス合作
配給:サードウィンドウフィルムズ

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映画レビュー

3.5伊藤沙莉という唯一無二の個性の輝き

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

「ミッドナイトスワン」の内田英治監督が伊藤沙莉とタッグを組んだ2017年の日英合作映画。

「ミステリと言う勿れ」の風呂光聖子役も素晴らしいし、「ちょっと思い出しただけ」や「劇場」での芝居もピカイチだが、当時から「伊藤沙莉」であり続けてきた唯一無二の個性の輝きを確認してもらいたい。
実話をベースに描かれているというのにも驚かされます。

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大塚史貴

3.0宗教ジャンキー

2023年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主人公(伊藤沙莉)は宗教ジャンキーの母親に捨てられ、施設で育つ。
そして宗教団体が摘発されてからは、色んなところを転々とする羽目に。
主人公を愛してくれる同級生(須賀健太)も不良で、道が定まらない。
親はなくとも子は育つけど・・・。

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いやよセブン

3.0獣道

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

予想外な映画でした。

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m@_@m

4.0私はあなたを絶対に見捨てない。ペンペン!

2022年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 TVドラマ『ミステリと言う勿れ』を見てから、伊藤沙莉が気になってしょうがない。てなことでこの作品をチョイス。これはもう沙莉の魅力全開!上半身ヌードあり、濡れ場あり、ハスキーボイスによって須賀健太と同じく恋してしまいそうになる。

 宗教ジャンキーの母親、ヤンキー一家、半グレ仲間とでんでん演ずるヤクザ。地方都市にありがちな上下関係もなかなかしつこい。ほとんどが山梨県のようだけど、確かにあそこは・・・(住んでたことあるのでわかる)。山梨県の宗教施設といえば、あの教団が思い出されますが、まさかね。

 居場所を見つけること。周りに溶け込めないのは宗教のせい?それとも家族のせい?かなりドギツイ世界も見せてくれるが、ヤクザが多かった時代の話は年配のスナックのママさんがよく知っている。また、生活保護ビジネスの話なども社会風刺として面白い。

 愛衣にとっては転落人生なんかじゃない。心地よい空間を求めていたら、たまたま変なところに落ち着いただけ。ただし、将来のことを考えたら、かなり絶望的なのだろう。亮太のような男がしっかり守ってあげればいいのだろうけど、ちょっと不安でもある。

 お笑い芸人のアントニーが結構いい演技だったのには驚いた。韓英恵の不思議な潜水女性もまた良かった。ちょっと中毒性のある作品でもあったなぁ・・・

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kossy
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