水滴を垂らす位置まで指定!R・スコット監督、「エイリアン」最新作でのこだわりが判明
2017年8月30日 17:00

[映画.com ニュース] 「エイリアン」シリーズの生みの親であるリドリー・スコット監督が、シリーズ最新作「エイリアン コヴェナント」で見せたこだわりの数々が、出演者やスタッフの証言等々から判明した。
人類移住計画を託され、地球と極めて近い自然環境の星に降り立った宇宙船コヴェナント号のクルーたちの壮絶な運命が描かれるとともに、エイリアン誕生の秘密が明かされる。「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」のキャサリン・ウォーターストン、「アサシン クリード」「光をくれた人」のマイケル・ファスベンダー、「20センチュリー・ウーマン」のビリー・クラダップらが出演する。
「オデッセイ」では、火星を舞台に壮大なスケールの映像を構築したスコット監督。本作では、メキシコ湾原油流出事故を描く「バーニング・オーシャン」の美術を手がけたクリス・シーガーズと組み、長さ20メートル、幅6メートルのコヴェナント号を実際に建設し、さらに恐怖感を強めるために、宇宙船の天井を低くして通路を闇で覆ったという。操縦室においては、約1500もの回路を設置してすべてのスイッチやダイヤルが実際に機能するように設計された。特殊効果スーパーバイザーのニール・コーボールドは、「リドリー(・スコット)はとてもビジュアルにこだわる監督で、雰囲気づくりに熱心だ」と語る。「水滴にしても、彼はどこに水滴を垂らすべきなのか、どれくらいの大きさなのか、正確に指摘するんだよ」。
「プロメテウス」にも出演したファスベンダーは、セットでの撮影を「本物の宇宙船に乗っているような気がしたよ」と振り返る。「通路に操縦室、寝室とどこだろうと、プロダクションデザインの要素は精密で高性能なものだった。最近の映画では、大抵がグリーンスクリーンだ。本作でも多少使ったが、多くの物が実際に作動して、手で触れたり、相互作用できるものがほとんどで、最近では珍しいことだ」。船長のオラムを演じたクラダップもファスベンダーの見解に賛同し「船内に足を踏み入れると、自分の感覚が信じられなくなった。なぜなら本当にスペース・ミッションに参加しているような気がしたからだ」と語っている。
撮影風景をとらえた画像も4点公開され、スコット監督が演出をつけている様子や、細部までち密にデザインされたコヴェナント号のセットの一部を見ることができる。
「エイリアン コヴェナント」は、9月15日から全国公開。
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