【全米映画ランキング】ノーラン監督「ダンケルク」がV ベッソン監督のSF大作は5位デビュー
2017年7月26日 18:00

[映画.com ニュース] 3本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、「ダークナイト」「インセプション」「インターステラー」で知られるクリストファー・ノーラン監督の最新作「ダンケルク」が約5050万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
同作は、第二次世界大戦下の1940年、ドイツ軍によって仏の港町ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万の兵士が、生き残りをかけ「撤退」する様を陸海空3つの視点から描いた戦争ドラマ。レビューは絶賛評が多く集まり、興行もシリーズ物でないオリジナル作品ながら5000万ドル強のOP興収を稼ぎ出し、幸先のいいスタートを切った。出演はトム・ハーディ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランス、キリアン・マーフィー、「1D」のハリー・スタイルズに、新星フィオン・ホワイトヘッド。
約3100万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、ジェイダ・ピンケット=スミス、クイーン・ラティファ共演のR指定コメディ「Girls Trip」。ニューオーリンズで催される音楽イベントに参加するために集まった旧友女性4人の珍道中を描く、アフロ・アメリカン版「SATC」&「ハングオーバー!」といった趣の作品。共演にレジーナ・ホール、ティファニー・ハディッシュ。監督は「最高の贈りもの」「Barbershop: The Next Cut」のマルコム・D・リー。
3位は前週2位の「スパイダーマン ホームカミング」で累計は2億5000万ドル超えを達成。4位には前週首位の「猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)」が続いた。
そして5位には、「フィフス・エレメント」のリュック・ベッソン監督によるSFアドベンチャー大作「Valerian and the City of a Thousand Planets」が初登場ランクイン。「スター・ウォーズ」などに多大な影響を与えたと云われるジャン=クロード・メジエールとピエール・クリスタンによるグラフィックノベル「ヴァレリアンとロレリーヌ」シリーズを、デイン・デハーン&カーラ・デルビーニュ主演で映画化。28世紀の宇宙を舞台に、宇宙平和を守るべく日々戦う特殊工作員ヴァレリアンとロレリーヌの活躍が描かれる。共演はクライブ・オーウェン、ジョン・グッドマン、ルトガー・ハウアー、リアーナ、ジャズピアニストのハービー・ハンコックにイーサン・ホーク。
今週は、シャーリーズ・セロン&ジェームズ・マカボイ主演のアクションスリラー「アトミック・ブロンド」のほか、絵文字をテーマにソニーが製作した3Dアニメ「The Emoji Movie」も公開となる。
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