映像化不可能と言われたアシモフ「ファウンデーション」3部作がTVドラマ化へ
2017年7月2日 20:30
[映画.com ニュース] SF作家アイザック・アシモフ氏の代表作のひとつである「ファウンデーション」3部作のテレビドラマ化企画が進行中であると、米Deadlineが報じた。
情報筋によると、スカイダンス・テレビジョンは「ファウンデーション」の映像化権獲得の最終段階に入っており、「マン・オブ・スティール」や「ブレイド」シリーズの脚本家デビッド・S・ゴイヤーと、「宇宙戦争」の脚本家ジョシュ・フリードマンに企画開発を任せる予定だという。
アシモフ氏の「ファウンデーション」シリーズは、銀河帝国の崩壊を予知した天才数学者ハリ・セルダンが人類の知識の消失を防ぐために壮大な計画に着手する姿を描き、「スター・ウォーズ」シリーズをはじめ、後世のSF映画に多大なる影響を与えた名作。全7巻のうち初期の3巻が主に3部作と呼ばれており、日本では、「銀河帝国の興亡」や「銀河帝国興亡史」の名でも知られる。
これまでにフォックスやワーナー、ソニーといったハリウッドのメジャースタジオが映画化を画策したものの頓挫。最近では米有料チャンネルのHBOがローランド・エメリッヒ監督(「インデペンデンス・デイ」)とジョナサン・ノーラン(「インターステラー」)でテレビドラマ化を企画したものの、実現には至らなかった経緯がある。映像化不可能とも言われる同作を、スカイダンス・テレビジョンがどのように料理するか注目だ。
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