劇場公開日 2013年8月30日

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マン・オブ・スティール : インタビュー

2013年8月26日更新
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ザック・スナイダー監督がクリストファー・ノーランと果たした
“スーパーマン再起動”と続編への布石

熱いドラマとハイスピードのアクション、そして臨場感満載の映像が話題の「マン・オブ・スティール」が、いよいよ8月30日に日本公開を迎える。製作を務めたクリストファー・ノーラン(「ダークナイト」シリーズ)とともに“スーパーマン再起動”に挑んだザック・スナイダー監督が来日インタビューに応じた。(取材・文・写真/編集部)

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「300 スリーハンドレッド」や「ウォッチメン」といったフィルモグラフィが代表するように、ザック・スナイダー監督はグラフィック・ノベルやアメコミの熱烈なファンだが、当初は「スーパーマンの映画を作ることに、特に情熱はなかった」という。

「もちろん、僕はスーパーマンというキャラクターのファンだったけれど、どうすればクールな映画にできるのか分からなかったんだ。特に(スーパーヒーローという存在の脱構築に挑んだ)『ウォッチメン』を作った後だけに、スーパーヒーロー映画を作るのは難しかったんだよ。だけど、クリス(=製作を務めたクリストファー・ノーラン)と、これをどんな映画にすることができるのかについて話し合いを持った。告白するけど、最初に僕は『スーパーマンは難しいよね』と言った。クリスが具体的に何を言ったのかは秘密だけど、彼は映画やシーンについて色々語ってくれて、僕は『それはクールだ。興味深い視点だ』と思うようになったんだ。彼とデビッド(=脚本のデビッド・S・ゴイヤー)はこの映画のアイデアを懸命に練ってきていた。僕は『これなら一緒に作れるかもしれない』と感じたんだ」

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「ダークナイト」の監督&脚本家コンビとスナイダーという、“ヒーロー映画の歴史を変えた”者たちが出会い、まったく新しいスーパーマン映画「マン・オブ・スティール」が誕生した。結果は、日本公開を前に全世界43カ国でで初登場1位を獲得、世界興収は6億4000万ドルを超えるという大ヒット。しかも、すでに続編の製作が決定し、DCコミックもうひとりの雄、バットマンとの映画初共演も発表されている。

「自分もファンだから、スーパーマンを待ち望むファンたちの気持ちが理解できた。今回の映画で自分のスーパーマンを素晴らしい冒険に送り出せたから、不安どころか、それを全世界の人たちがどう受け止めてくれるか楽しみで仕方なかったんだ。世界中が熱烈に受け入れてくれたから、今は本当に嬉しい。これまでにもコミコンに来るファンが喜んでくれそうなプロジェクトを持って何度も参加したけど、今回のコミコンで登壇した時ほど、熱い情熱で迎えられたことはなかったよ。まだ、続編でバットマンと共演することを話す前だったのにね。感慨深かったよ」

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今作では、スナイダー監督の代名詞ともいえる超スローモーション映像を封印し“リアリティ”を追求した。「“使っちゃいけない”と抑えないといけなかったから大変だった(笑)」と笑いながらも、「元々がクレイジーでとんでもないスーパーマンの世界だからこそ、一度は少しでも地に足がついていることを感じさせるリアリティを求めたんだ。一瞬“これってドキュメンタリー?”と錯覚してしまうようなね」と真意を明かし、だからこそ「やり残したことは一切ない」と言い切る。

自らの能力に苦悩する青年がやがて救世主として立つという新たな解釈と、最新VFXによるハイスピード・アクションが描き出した新たなスーパーマンの誕生が、これからどうなっていくのか。続編について話を向けると、「それは“スーパーシークレット”だから、どこまで話せるかなあ」とニヤリ。

「続編で登場するバットマン(※このインタビューが行われた数日後、ベン・アフレックが演じることが発表された)は、クリストファー・ノーランのバットマンとはまったく違う、新しいビジョンで登場することになる。とはいっても、アメコミという原作に対して僕は深い愛情を持っているから、100%僕たちのオリジナルというのはありえない。ハードコアなファンなら知っていると思うけど、実は原作には一般的なスーパーマンやバットマンのイメージとは違う設定や描写があるんだ。それにきちんと沿いながら、みんなの既成概念を打ち破ることは、今作でも醍醐味だった。続編も興味深い形で描きたいと思ってるよ」

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