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フランス映画祭2017、観客投票で選ばれたのは実在した女医を描く「夜明けの祈り」

2017年6月27日 19:30

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事件に巻き込まれた修道女の希望となった
事件に巻き込まれた修道女の希望となった
(C)2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM / ANNA WLOCH

[映画.com ニュース] フランス映画祭2017(6月22~25日開催)の観客の投票によって選出される「エールフランス観客賞」が発表され、上映された新作11本の中から、アンヌ・フォンテーヌ監督による「夜明けの祈り」が選ばれた。

第42回セザール賞で4部門にノミネートされた本作は、第二次世界大戦末期のポーランドが舞台のヒューマンドラマ。実話をベースに、ソ連兵の暴行によって身ごもってしまった修道女たちを救うため尽力した女医の姿を映し出す。「ココ・アヴァン・シャネル」「ボヴァリー夫人とパン屋」で知られるフォンテーヌ監督が脚本も手がけ、「世界にひとつの金メダル」のルー・ドゥ・ラージュが主演を務めたほか、「ハミングバード」のアガタ・ブゼク、「EDEN エデン」のバンサン・マケーニュらが脇を固める。

今年で25回目を数えるフランス映画祭は、全12作品の上映のうち7作品が完売となるなど、盛況を収めた。団長のカトリーヌ・ドヌーブイザベル・ユペールポール・バーホーベン監督らに加えてフォンテーヌ監督、ラージュも来日し、日本の観客との交流を楽しんだ。

夜明けの祈り」は、8月5日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

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