狂気のニコラス・ケイジ、キレたウィレム・デフォー!「ドッグ・イート・ドッグ」本編映像
2017年6月14日 19:30
[映画.com ニュース] ニコラス・ケイジとウィレム・デフォーが共演したクライムサスペンス「ドッグ・イート・ドッグ」の本編映像が、公開された。
刑務所を出所したトロイ(ケイジ)が、どん底の生活からはい上がるべくコカイン中毒のマッド・ドッグ(デフォー)、取立て屋ディーゼル(クリストファー・マシュー・クック)と組んで誘拐計画を実行するが、次第に窮地に陥っていくさまを描く。「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の脚本で知られ、「救命士」(脚本)、「ラスト・リベンジ」(監督・脚本)とケイジとのタッグも多いポール・シュレイダーがメガホンをとったほか、出演もしている。
公開された本編映像では、黒人ギャングを誘拐して麻薬を奪い取ろうとするトロイたちの姿が描かれる。警官のふりをして偽物のパトカーにギャングを誘い込んだトロイたちは、車内で拳銃を突きつけ「ドアの前で、門番に『開けろ』といえ。開けばよし。しくじれば腹から背骨が飛び出す」とおどし、さらにギャングを徹底的に痛めつける。「よく聞け。コカインや金と違い、1つしかない命を俺に奪わせるな」と言い放つトロイの非道ぶりが強調されたシーンとなる。ジャンルを問わず精力的に活躍するケイジが凶悪な表情でトロイになり切っているほか、デフォーが、後部座席で流血したギャングをせせら笑うなど狂気を漂わせるマッド・ドッグを熱演している。
デフォーによれば、一連のシーンの撮影は危険区域で行われていたそうで「危ないエリアで撮影していたりもしたので、通りで僕たちが暴力的なことをしているのと同じことが通りの端の方でリアルに起きてたりする環境だった」と振り返った。
「ドッグ・イート・ドッグ」は、6月17日から全国順次公開。R18+(18歳未満入場不可)指定。