ラスト・リベンジ
劇場公開日 2015年5月2日
解説
「タクシー・ドライバー」「レイジング・ブル」などの脚本を手がけたポール・シュレイダー監督によるニコラス・ケイジ主演のアクションサスペンス。ベテランCIA捜査官レイクは、上司から引退を勧告され途方に暮れていた。そんなとき、レイクの部下で若きCIA捜査官シュルツがテロリスト、バニールがケニアに潜伏しているという情報を突き止める。22年前にレイクを監禁し、拷問した宿敵が生存しているという報を受け、早速2人はルーマニアのブカレストに飛ぶ。地元の密偵ズバレインの力を借りながら、バニールが確かにケニアで生存している証拠をつかむことに成功する。ケニアに乗り込む準備をする2人だったが、実はレイクは末期的な認知障害に苦しめられていた。
2014年製作/94分/R15+/アメリカ
原題:Dying of the Light
配給:東京テアトル、日活
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2020年10月4日
Androidアプリから投稿
主人公も敵も年で病気持ちで弱々しく、CIAの陰謀があるかと思いきやなにもなし。
2020年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
認知症のCIA捜査官という珍しい設定にドキドキ。誤って人を殺しちゃうんじゃないかとか、色んな恐ろしいことも想像できる中、因縁のテロリストであるバニールが生存していることがわかってきた。バニールもサラセミアという病気と闘い、治療中であり、放っておいても死ぬんだからと局長に諫められるが、殺さずにはいられなくなったエヴァン・レイク・・・
ちぎられたニコちゃんの耳が痛々しい。ベルリンの壁崩壊とともにCIAが堕落する一方だと嘆いていたけど、そこで男の意地を見せるのか!と、単なる個人的な復讐にしか思えない捜査官だった。
設定やニコちゃんの演技だけは良かったけど、ありきたりなスパイアクションみたいな映像もちょっとしょぼい。犯人死亡案件だっただけに、多くの殺人に手を染めた犯人であるものの、たまたま浮上した生存説には積極的にはなれないCIAの方針もわかる。認知症だということを考えれば復讐させたくもあり、部下のミルトも事務職はいやだという本音もあっただけだし、どうもパッとしない展開。
認知症や様々な病気を抱えたヒーローとヴィランなんて、今後いくらでも作れそうだなぁ。ダークサイドに落ちるヒーローもそうだけど、世の中、みんな病んでいくんだよね・・・映画も。
2020年2月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波
2020年2月16日
#ラスト・リベンジ 鑑賞
#ニコラス・ケイジ 主演のサスペンス・アクション。引退を勧告された伝説的CIA捜査官が、死んだと思われた仇敵の生存を知り、認知症と言う自らの健康不安と戦いながら復讐へと立ち向かう。
サスペンスと認知症の組み合わせが面白い。
2019年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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監督/脚本ポール・シュレイダー×主演ニコラス・ケイジ。マーティン・スコセッシ監督作『救命士』以来のタッグ。
シュレイダーは多くの名作の脚本を手掛け、ニコケイも多くのヒット作に出演。
そんな2人が再タッグを組んでさえも…。
引退勧告を受けたCIAのベテラン・エージェント、エヴァン。
ある時彼は信頼する部下のミルトンから、かつて自分を拷問したテロリストの所在を突き止め…。
これだけだったら単なるリベンジ・サスペンス。
そこにプラス要素として、
エヴァンに忍び寄るある病。
認知症。
自分が廃人になる前に。復讐を果たそうとするが…。
しかしながら、それが作品を面白くしているとは言い難い。
面白味にも盛り上がりにも欠けた凡作。
ツッコミ所も多々。
変装して宿敵に近付くが、ただ眼鏡かけて付け髭したニコケイじゃん。
遂に顔を合わせた宿敵。が、相手も重い病に。
こっちも病、あっちも病。なので、派手な大立回りなんてあったもんじゃない。
スリリングなやり取り…とは言い難い会話をして、それで終わり。アレ、復讐するんじゃなかったの…??
少なからずポリティカルな作風や社会派的なテーマも込められているようだが…、
中途半端なサスペンス/アクション、シュレイダーの真面目な部分が合わず、ちぐはぐ。
えっ?…ってくらい、呆気ない終わり方。
シュレイダー曰く、勝手に編集されて作品が自分の手から離れてしまった、と語っているが、そもそもの企画自体マズかったんじゃ?…と、思わずにいられない。どんな意図で本作を作ろうとしたのか、シュレイダーに伺いたいくらい。
結果的に、他愛ないB級ニコケイ映画。
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