韓国発の傑作がずらり「ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク」7月開催
2017年5月13日 09:00
[映画.com ニュース] 韓国映画の最新作や日本未公開作を上映するイベント「ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク」が、7月22日から東京・シネマート新宿、同29日から大阪・シネマート心斎橋で開催されることが決定。「人と人をつなぐ」「心と心をつなぐ」というメッセージを内包した4作品がラインナップされている。
「王の男」「ソウォン 願い」のイ・ジュニク監督による「空と風と星の詩人 尹東柱の生涯」は、韓国の国民的詩人・尹東柱(ユン・ドンジュ)の70回忌に企画され、若くして非業の死を遂げた彼の生涯をモノクロ映像で描いた作品。尹東柱の美しい詩が、どのような時代と人々との関わりから生まれることになったのかを静ひつなタッチで紡いでいく。
「シュリ」「ブラザーフッド」のカン・ジュギュ監督が手がけた「あの人に逢えるまで」は、南北朝鮮の離散家族をテーマにしたラブストーリー。“あの人”の帰りを料理を作り続けて待つ女性・ヨニが、「明日、“あの人”に逢えますよ」という役人の言葉を受けて、行動を起こすさまを描く。「その日の雰囲気」でコミカルな演技を見せたムン・チェウォン、「高地戦」のコ・スが共演している。
現代中国文学を代表する作家としても知られるチャン・リュル監督の「春の夢」は、ヤン・イクチュン、ユン・ジョンビン、パク・ジョンボムら演技派キャストを迎えた青春映画。中国出身のチャン監督が、韓国で生きる若者たちの閉塞的な日常を真摯なまなざしでとらえている。第21回釜山国際映画祭のオープニング上映作品に選出され、第46回ロッテルダム国際映画祭でも上映された。
老人相手の売春をする60代女性を主人公にして、高齢化社会の死生観を見つめる人情悲喜劇「バッカス・レディ」は、「スキャンダル」のイ・ジェヨン監督が韓国の国民的女優ユ・ヨジュンとタッグを組んだ意欲作。16年にはベルリン国際映画祭に出品され、モントリオール・ファンタジア国際映画祭では主演女優賞&脚本賞の2冠に輝いている。
「ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク」は、7月22日から東京・シネマート新宿、7月29日から大阪・シネマート心斎橋ほかで全国順次公開。
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