仲代達矢、ドラマ「巨悪は眠らせない」で玉木宏と対峙!謎の大物政治家に
2016年8月29日 06:00
[映画.com ニュース] 日本を代表する俳優の仲代達矢が、玉木宏主演のテレビ東京のスペシャルドラマ「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」に出演していることが明らかになった。「永田町のドン」と呼ばれる大物政治家・橘洋平を演じ、玉木扮する気鋭の検事と対峙する。
同作は、「ハゲタカ」シリーズで知られる作家・真山仁氏の長編小説「売国」をドラマ化したもの。東京地検特捜部の気鋭の検事・冨永真一と、宇宙航空研究センターで働く若き研究者・八反田遥(相武紗季)の生き様を通じて、「正義」と「夢」を描く社会派ドラマ。映画「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」などで知られる若松節朗監督がメガホンをとる。
仲代はミステリアスな大物政治家・橘を演じるにあたり、「謎めいているというのが1番難しい。こういう性格でこう、って分かっていればやりやすいんですけれど……」と本音を吐露。硬派な題材を扱う今作については「世の中の仕組みとして、裁判というものがあって、警察というものがあって、検事というものがいて、政治家というものがいて、政治家の組織というものがあって、そのどこかで『闇の部分』があって。そこに果敢にこの作品は突っ込もうとしている」と評価している。
また、玉木は今回初となる仲代との共演について「すごく意味のあることだと思っていって、緊張感もありますが、良い時間を過ごさせていただいています」と話し、「(共演できる)ご縁を、非常にありがたく思っています」と大先輩に最敬礼。仲代扮する橘とのシーンを、物語の山場のひとつとして演じたといい、「迷うところは迷いながら、最終的に橘のところにたどり着いた、という誠意が伝わるようなお芝居を心がけました」と撮影を振り返った。
スペシャルドラマ「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」は、玉木と仲代、相武のほか、奥田瑛二、草笛光子、勝村政信、鈴木浩介、萩原聖人、羽田美智子、西村雅彦、田村亮、東幹久、田中健が共演する。10月5日午後9時放送。