佐々部清監督の思いが結実した「八重子のハミング」特報が完成!
2016年6月4日 09:00

[映画.com ニュース] 佐々部清監督が、故郷・山口県で撮り上げた最新作「八重子のハミング」の特報映像が完成した。長編映画初主演となる升毅と「パイレーツによろしく」以来28年ぶりに銀幕復帰を果たす高橋洋子が夫婦を演じており、1カット(約80秒)の2人芝居を確認することができる。
同作は、山口・萩在住の陽(みなみ)信孝氏ががんで4度の手術を受けながらも、若年性アルツハイマー病を 発症した妻を12年間にわたり介護した様子をつづった同名著書(小学館文庫刊)を映画化するもの。升と高橋のほか、梅沢富美男、文音、中村優一、二宮慶多くん、井上順らが出演している。
佐々部監督にとっては、「チルソクの夏」「カーテンコール」「四日間の奇蹟」「出口のない海」に続き、故郷で撮影した5本目の作品となる。映画化に際しては、メジャーの配給各社が首を縦に振らないならと、佐々部監督自らがプロデューサーとなって県内の企業をこつこつと回り製作費、宣伝費を調達した“自主的映画”といえる。「命をかけて映画を作ります」と初めて公言したといい、映画化への強い執念が実を結んだ。
なお、同作の公式サイト(http://yaeko-humming.jp)では、「協賛・応援」を募集中だ。プレミアムサポーター(10万円)には、ペアチケット、サイン入りパンフレット、DVDのほか、エンドクレジットに名前が記載される特典がつく。協賛・応援は、6月末日に締め切る予定だ。
「八重子のハミング」は、今秋から山口県で先行公開。17年に全国で順次公開予定。
(C)Team「八重子のハミング」
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