樹海をさまようマシュー・マコノヒーと渡辺謙が出合った“もの”は?「追憶の森」本編映像公開
2016年4月22日 12:00

[映画.com ニュース]「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」(1997)、「エレファント」(03)、「ミルク」(08)などで知られるガス・バン・サント監督がメガホンをとり、マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツが出演した「追憶の森」の新たな本編映像が公開された。
舞台は、富士山麓に広がる青木ヶ原樹海。人生を終わらせるために樹海を訪れたアメリカ人アーサー(マコノヒー)は、樹海から抜け出そうとさまよう日本人タクミ(渡辺)と出会う。苛酷な自然環境にさらされ運命共同体となった2人は次第に仲を深めていき、やがてアーサーは樹海への旅を決意させた自分の過去を語り始める。
映像では、何者かの声を聞き「誰かいるのか?」と叫ぶアーサーに、タクミが「タマシイさ」と語りかける姿が描かれる。「ここは君たちの言う“煉獄(れんごく)”だ。君たちアメリカ人は神を信じている」と言うタクミに、アーサーは「僕は科学者だ。人間が神を創った」と反発するが、逆に「それならなぜ命を絶つ? なぜ死にたい?」と問いかけられる。アーサーが樹海を訪れた理由はどのようなものなのか、興味を引かれる内容となっている。
映像では知り合って間もないアーサーとタクミのぎこちない様子が描写されているが、マコノヒーによれば、渡辺とは撮影初日まであえて会わないようにしていたという。「そうした方が面白くなるし、映画の中の2人の関係にさらなる驚きやマジックをいくらかでも付け加えてくれるんじゃないかと思ったのさ」。マコノヒーはさらに、渡辺との共演が「念願だった」と語り「謙との共演は楽しかった。とてもいい奴で、自分に対してもみんなに対しても気を遣う。ユーモアのセンスもすごくいいしね」と振り返っている。
「追憶の森」は、4月29日から全国公開。
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