劇場公開日 2016年4月29日

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追憶の森 : 特集

2016年4月18日更新

マシュー・マコノヒー×渡辺謙×ガス・バン・サント監督×最高の脚本 
なぜふたりは森で出会ったのか? 
衝撃の結末がその理由を明らかにした時、感動があふれ出すミステリー

マシュー・マコノヒーと渡辺謙、日米屈指の演技派俳優が、「グッド・ウィル・ハンティング」「ミルク」の名匠ガス・バン・サントのメガホンのもと、富士の樹海で出会いを果たした。衝撃と感動が待つミステリー「追憶の森」(4月29日公開)の見どころとは?

ナオミ・ワッツ、マシュー・マコノヒー、渡辺謙ら実力派キャストが集結!
ナオミ・ワッツ、マシュー・マコノヒー、渡辺謙ら実力派キャストが集結!

最愛の人を失い、富士の樹海を訪れた男は“もうひとりの男”と出会った── 
これは人生の終えんを描くのではなく、生きる勇気を与えてくれる「再生の物語」

青木ヶ原を訪れたアーサー(右・マコノヒー)は、さまようタクミ(左・渡辺)と出会う
青木ヶ原を訪れたアーサー(右・マコノヒー)は、さまようタクミ(左・渡辺)と出会う

富士山の北西に広がる広大な青木ヶ原の樹海。昼間であっても暗く、磁石は狂い、携帯電話も通じないうっそうとした森に、足を踏み入れたひとりのアメリカ人がいた。彼の名はアーサー・ブレナン(マシュー・マコノヒー)。大切な人を失い、絶望にまみれた彼は、人生を終わらせるために片道切符を手にこの地にやってきたのだ。岩に腰掛け、これまでの人生に思いをめぐらせるアーサーの前を、樹海の出口を求めてさまよう日本人・タクミ(渡辺謙)が通り過ぎる。寒さに震え、ケガを負っている彼を放っておくこともできず、アーサーはタクミに声をかけ出口を教えようとするが、今歩いてきたはずの道が見つからない。まるで森の魔力に囚われたかのように、方向感覚を失ってしまったふたりは、瞬く間に過酷な状況に追い込まれる……。

最愛の人を失い、人生の終着点として富士の樹海を選んだアーサーだが……
最愛の人を失い、人生の終着点として富士の樹海を選んだアーサーだが……

樹海で出会ったふたりの男が、互いを支え合いながら生き延びようとする物語は、一見、絶望に満ちたサバイバル・ストーリーのように見える。だが、アーサーがタクミに心を開き、大学の非常勤講師だった自分と妻のジョーン(ナオミ・ワッツ)との問題を抱えながらも愛に満ちた生活を回想するにつれ、アーサーとタクミの出会いは偶然ではなく、運命的なものなのだと気づかされていく。タクミとは一体何者なのか? なぜ彼らは出会ったのか? 森にはどんな秘密が隠されているのか? タクミの妻子の名前、岩に咲く一輪の花、意味深な歌、思い出の童話──物語にちりばめられた数々の疑問とミステリアスな伏線が、息をのむような驚きの結末へとつながっていく。本作は人生の終えんを描く物語ではない。衝撃の結末がすべての謎を解き明かした時に、感動があふれる「再生の物語」なのだ。



《良質》な「キャスト」「監督」「脚本」、そして舞台は日本 
本作は、あなたに“思わぬところ”で愛を気づかせる──

衝撃と感動が共存する奇跡のような物語は、映画界屈指のキャスト&監督と、至高の脚本がそろったからこそ。さらに舞台が日本の青木ヶ原となれば、日本の映画ファンは見逃すわけにはいかないのは確かだ。大切な思いはすぐそばにある。見る者に思わぬ愛を気づかせてくれる、衝撃と感動のミステリーの注目のポイントはここだ。

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森に迷い込んでしまったタクミ
森に迷い込んでしまったタクミ
片道切符で来日するアーサー
片道切符で来日するアーサー
妻との日々が思い出される
妻との日々が思い出される

樹海という限定された空間でふたりの男が向き合うという、舞台劇をほうふつとさせるシチュエーションだけに、メインキャストふたりの演技力が存分に発揮されるのは明白だ。「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー賞主演男優賞に輝く名優マコノヒーがアーサーを演じ、「ラスト サムライ」でアカデミー賞助演男優賞ノミネートされた渡辺謙がタクミ役。さらにアーサーの妻役として2度のオスカー・ノミネートを誇るワッツも出演するとなれば、これ以上のキャストはない。

(左から)「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「マイ・プライベート・アイダホ」「エレファント」「ミルク」
(左から)「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」「マイ・プライベート・アイダホ」「エレファント」「ミルク」

メガホンをとったのは、美しい映像と繊細なストーリー・テリングで高い評価を受けるガス・バン・サント。2度のアカデミー賞監督賞ノミネートのほか、「エレファント」ではカンヌ国際映画祭のパルム・ドールと監督賞を受賞した名匠だ。死と隣り合わせの状況下、多くの謎を含ませながらも、ふたりの男の魂の交流を豊かな情感とともに描き切る。さらには、まさかと思うような結末にも確かな説得力を持たせる。衝撃と感動の両立は、まさにこの監督だからこそ実現できた。

2度のオスカー・ノミネートを誇るバン・サント監督の演出風景
2度のオスカー・ノミネートを誇るバン・サント監督の演出風景
ちりばめられた伏線がひとつに集約していく至高のストーリー・テリング
ちりばめられた伏線がひとつに集約していく至高のストーリー・テリング

「ここ5年間で読んだなかでも最高の脚本だ」と言い切ったのはマコノヒー。「美しい俳句が連なっているよう。まさに驚異的だ。読んでいてゾクゾクした」と彼に言わしめた本作の脚本を執筆したのは、10年のサンダンス映画祭で絶賛された「リミット」を執筆したクリス・スパーリング。富士の樹海を舞台に生と死を問いかけるドラマティックな物語は、脚本段階で評判を呼び、ハリウッドで高い評価を受ける未映画化脚本のランキング「ブラックリスト」にも選出された程なのだ。

実際の青木ヶ原のほか、東京・渋谷など、日本で撮影された風景が頻出する
実際の青木ヶ原のほか、東京・渋谷など、日本で撮影された風景が頻出する

本作はアメリカ資本によるハリウッド映画だが、舞台が日本の富士山・青木ヶ原であるだけに、海外のファン以上に日本の映画ファンにとって重要な作品となっているのは間違いない。主人公に重要な何かを授けるキーパーソンを、渡辺謙が演じていることもそれを後押ししている。何百年も前から神話や伝説が言い伝えられてきた富士山と、その裾野に広がる樹海が持つ意味に、我々日本人は日常的に接してきた。それだけに、この地で描かれる物語が心にしみ入るのは確実だ。



マシュー・マコノヒー&渡辺謙、本作をより際立たせる至高のアンサンブル 
2人の映画のプロがひも解く──日米2大俳優が魅了する《渾身の演技》

よしひろまさみち氏、鈴木元氏、映画評論のプロフェッショナル2人が、本作におけるマシュー・マコノヒー、渡辺謙の熱演をそれぞれ解説。キャリアが決して順風満帆ではなかったからこそ、培われてきた演技力。初共演にして、日米2大実力派俳優が至高のアンサンブルを見せつける。

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インタビュー

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