エレファント

劇場公開日:

解説

99年のコロンバイン高校での銃乱射事件を、初期には「ドラッグストア・カウボーイ」や「マイ・プライベート・アイダホ」を撮っていた「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・バン・サント監督が描く。撮影は「裏切り者」「ゲーム」のハリス・サヴィデス。生徒役の出演者はみな俳優ではなく実際の高校生で、セリフは彼らが即興で話すという演出。03年のカンヌ映画祭でパルムドールと監督賞を史上初のダブル受賞。

2003年製作/81分/アメリカ
原題:Elephant
配給:東京テアトル、エレファント・ピクチャー
劇場公開日:2004年3月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第56回 カンヌ国際映画祭(2003年)

受賞

コンペティション部門
パルムドール ガス・バン・サント
監督賞 ガス・バン・サント

出品

コンペティション部門
出品作品 ガス・バン・サント
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映画レビュー

4.0学校を語る前に見ておきたい傑作

2024年2月12日
iPhoneアプリから投稿

ストリーミングサービスになくてDVD入手して鑑賞
人には言えない大人からしたら下らない悩みを抱え続ける高校生の日常がゆるやかに非日常に移った話
長い長い廊下を歩いて来た元中高生におすすめ
そして多分絶対この既視感は忘れるべきではない

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Non

0.52023年7月30日(日)鑑賞。消されたシリーズ。

2023年12月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ

3.5被害者、加害者の数人の視点から事件を描く

2023年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

 コロンバイン高校での銃乱射事件を題材に、被害者数人と加害者2人、それぞれの視点から事件を描いた映画。当時の高校生を実際に出演させているということで、疑似的なドキュメンタリーと言ったらよいか。それぞれの視点で、時間がだぶった形式で事件を描写していることで、それぞれを追体験しているような感覚になる。それぞれの日常を描くことで、どんな日常が失われたのか、どのような接点で事件が起こったのかが明かされる。刑事の視点になったら、こんな感じの理解の仕方になるのでは。ウィキペディアで、コロンバイン高校銃乱射事件で調べると、実際の事件は、この映画とは大きく違うことがわかる。
 気になったのは、逃げ惑う学生が、「逃げろ!」とか「銃をもった学生が乱射している」などと叫んで、他の人に知らせようとしないこと。これって、実際もそうだったのか。
 最小限のBGMと効果音、ベートーベンのピアノソナタ「月光」と「エリーゼのために」が耳に残った。
 加害者の若者が、何故事件を起こしたのかということについて、ここでは詳しくは描かれない。授業中でのいじめらしき行為、ナチスに対する興味、銃を通信販売で購入だけが示されている。
 主となった加害者は、かなりいかれた少年で描かれる。共犯者まで殺すように描いた意図は何故なのか?(実際の事件では、二人の犯人は自殺)  日常から、この事件が起こる非日常とのギャップが大きく、事件や災害ってこのようなものだよって思う。
 事実を描くことの難しさを理解し、決めつけやレッテルを排除すれば、このような描き方になるのかもしれない。
 カンヌ映画祭のパルムドールを受賞したとのことだが、そこまでの作品だろうかって自分には思われた。

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parsifal3745

4.0見る側が何が起こるか知っている事を前提にしたつくりが非常に面白い。...

2023年8月16日
iPhoneアプリから投稿

見る側が何が起こるか知っている事を前提にしたつくりが非常に面白い。
情報量が多く(感じられる)、かつ美しい各々のシーンは単体として見ると現代アートの様でもある。
音楽(?)もよき。

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omoro
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