綾野剛、「64」主演の佐藤浩市に「お寿司が食べたい」とリクエスト
2016年3月7日 19:05

[映画.com ニュース] 横山秀夫氏のベストセラー小説を2部作で映画化する「64 ロクヨン 前編」「64 ロクヨン 後編」の完成報告会見が3月7日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の佐藤浩市をはじめ共演の綾野剛、榮倉奈々、窪田正孝、瑛太らが出席した。
元刑事の警察広報官・三上義信(佐藤)が、未解決事件「ロクヨン」を模倣した新たな事件に対峙する姿を通して、広報室と記者クラブ、警務部と刑事部の確執や攻防を描いた。三上の右腕として奔走する広報室係長・諏訪役の綾野は、日本を代表する豪華キャスト陣に囲まれ「これだけの方々が集う日本映画って、良いなと心から思っています」と感激の面持ち。「この作品に参加できたことが、感謝の極みです」と喜びを噛みしめた。
さらに、広報室の婦警・美雲役の榮倉は「暑くて、さっきから汗が止まらない。緊張します」と明かしながらも、「(暑いというのは)豪華な大先輩の方々に囲まれた自分の感想でもありますが、映画には胸が熱くなるシーンがたくさん詰まっています」とニッコリ。ロクヨン事件以降14年間引きこもる元科捜研・日吉役の窪田も、「感情や表情、言葉にならなくても伝わるものがたくさんあリます。前編・後編を、ぜひ劇場で見てくれたら嬉しいと思います。映画の魅力は、男たちの執念です」と猛アピールした。
一方で、記者クラブの幹事社である東洋新聞キャップ・秋川役に扮した瑛太は、「クランクインの前日、乾杯の席で浩市さんが僕ら記者クラブに『全力でぶつかってこい、俺が全部受け止める』と言ってくださった」と振り返る。続けて「ストーリーも映画としての内容もパーフェクト。何より、大先輩である佐藤浩市さんが素晴らしい」と尊敬の眼差しを注ぐと、佐藤は「いま瑛太が言ったのは、『飯をおごれ』という合図。もうちょっとほめたら、うまい寿司屋だったけどな」と切り返し、場内の笑いを誘っていた。
またキャスト陣には「どんな気持ちで役どころにぶつかっていったか」との質問が。綾野は「浩市さん演じる三上と諏訪の関係性で、1人の男が、1人の男の背中を見てついていくという人間臭さを徐々に出せればと思った」と告白し、「それは浩市さんの背中を見ているだけで十分でした。時に襟(えり)を正してくれて、姿勢を示してくれて、現場でもたくさんのことを体や表情、表現で教えてくださいました」と最敬礼。そして、綾野は「浩市さん、僕もお寿司が食べたいです」とリクエストしたが、佐藤は「ごめん! あまり聞いていなかった」と煙に巻いていた。
この日は夏川結衣、緒形直人、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、永瀬正敏、三浦友和、原作者の横山氏、メガホンをとった瀬々敬久監督も登壇した。「64 ロクヨン 前編」は5月7日、「64 ロクヨン 後編」は6月1日に全国で公開。
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