【全米映画ランキング】「デッドプール」、R指定作品のオープニング興収新記録でV
2016年2月16日 23:55

[映画.com ニュース]プレジデンツ・デイの連休を迎えた全米ボックスオフィス。3本の新作がランクインした先週末は、2月公開作では歴代最高となる約1億3200万ドルのオープニング興収を叩き出したマーベル・コミックの映画化作「デッドプール」が、見事首位デビューを果たした。ちなみにR指定作品としても「マトリックス リローデッド」(2003年/約9180万ドル)や「アメリカン・スナイパー」(14年/約8930万ドル)を大きく上回る最高のオープニング興収となった。
同作は末期ガンに冒され、極秘の人体改造を受けたことで超人的な能力を得た主人公ウェイド/デッドプールの活躍を描くライアン・レイノルズ主演のアクション・コメディ。レイノルズは「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」(09)にも敵役として同じ役で出演しており、「X-MEN」シリーズと世界観を共有したスピンオフ作品でもある。
レイノルズは11年に主演したWB/DCのアメコミ映画「グリーン・ランタン」が興行的に失敗していたが、それを払拭する特大ヒットとなった。レビューも多くの批評家から好意的に迎えられており、2週目以降も好成績が期待できそうだ。共演にエド・スクレイン、ジーナ・カラーノ、モリーナ・バッカリン、T・J・ミラー。メガホンをとったのは本作が長編デビューとなる視覚効果出身のティム・ミラー。
2位は2週連続の首位から陥落した「カンフー・パンダ3」。月曜日を含む先週末4日間で約2600万ドルの興収をあげ、累計1億ドルに到達したが、春節休暇の中国では北米を上回る累計約1億2600万ドルをあげている。
オープニング興収約1875万ドルで3位デビューとなったのは、昨年同時期公開の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」でブレイクしたダコタ・ジョンソン、レベル・ウィルソン、アリソン・ブリー、レスリー・マン主演のラブコメディ「How to Be Single」。バレンタインデーでの女性集客を狙った、ニューヨークの「お一人様」女性を描いた作品で「セックス・アンド・ザ・シティ」のストーリーエディターを務めたリズ・タシーロによる小説「ひとりな理由はきかないで」(ヴィレッジブックス刊)が原作。製作にはドリュー・バリモアも名を連ねている。
そして、約1300万ドルのオープニング興収で4位デビューとなってしまったのは、ベン・スティラー監督・主演のカルトコメディ「ズーランダー」(01)の続編「Zoolander 2」。15年ぶりの続編で、スティラー、オーウェン・ウィルソン、ウィル・フェレルら前作出演のスターに、ペネロペ・クルス、クリステン・ウィグらが新たに出演したが、興行・批評ともに振るわず残念なスタートとなってしまった。前作もカメオは豪華だったが、今回もベネディクト・カンバーバッチ、ジョン・マルコビッチ、アリアナ・グランデの他、本人役でジャスティン・ビーバー、スティング、ケイティ・ペリー、キーファー・サザーランド、ケイト・モス、スーザン・サランドンらが出演している。
今週末は、1990年代に多数のアクション映画を手がけたベテラン監督の新作が2本登場。1本目は「プレデター2」「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」のスティーブン・ホプキンス監督による実録スポーツドラマ「Race」(ステファン・ジェームズ、ジェイソン・サダイキス、ジェレミー・アイアンズ、ウィリアム・ハート共演)。もう1作はケビン・コスナー主演「ロビン・フッド」や「ウォーターワールド」で知られるケビン・レイノルズ監督の史劇「Risen」(ジョセフ・ファインズ、クリフ・カーティス出演)。その他、批評家絶賛のホラー「The Witch」が公開となる。

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