菅田将暉、映画界からのラブコール続く 16年は既に公開作6本
2016年1月5日 06:00

[映画.com ニュース] 若手随一の実力を誇る演技派俳優・菅田将暉の映画界における人気は、2016年も留まるところを知らない。昨年は4本の出演作が公開されたが、今年は現時点で1月9日公開の「ピンクとグレー」(行定勲監督)を皮切りに、6作品が封切りを予定している。
シリーズ最年少で「仮面ライダーW」に初出演&初主演デビューを飾った菅田は、主演映画「共喰い」がロカルノ国際映画祭コンペティション部門に選出され、日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞。14年には、モントリオール世界映画祭を席巻した綾野剛主演作「そこのみにて光輝く」での熱演が記憶に新しい。
今年はほかに、「星ガ丘ワンダーランド」「暗殺教室 卒業編」「ディストラクション・ベイビーズ」「二重生活」「セトウツミ」というラインナップで、いずれにも意欲作、問題作ぞろいだ。「ピンクとグレー」では、中島裕翔扮する謎の死を遂げる人気スター・白木蓮吾の幼なじみで親友の河田大貴を演じている。
大貴は、蓮吾と共に読者モデルにスカウトされ芸能界へ足を踏み入れ俳優を目指すという役どころ。実力を認められた蓮吾だけが人気俳優へと駆け上がっていくと次第に2人の関係に溝が生じ、やがて決裂。5年後、再会を果たした2人はかつてのような仲に戻るが翌日、蓮吾は6通の遺書を残して命を絶ってしまう。その第一発見者となるのが、蓮吾を応援しながらも嫉妬心を抱え葛藤していた大貴だ。菅田は感情の揺れ幅が大きい難役を、細かな表情の変化や表現豊かな演技で演じている。
「ピンクとグレー」は、1月9日から全国で公開。
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