第60回「映画の日」中央大会開催、金賞は「妖怪ウォッチ」「ベイマックス」
2015年12月2日 07:30

[映画.com ニュース] 第60回「映画の日」中央大会が12月1日、都内のホテルで行われ、映画関係者が一堂に会した。12月1日の「映画の日」は、日本における映画産業発祥(日本で初めての有料公開)を記念する日として1956年に制定され、今年で60回目を迎えた。
式典では、映画業界で40年以上勤続した功労章受章者50人の表彰が行われ、日本映画界に多大なる貢献をした者に贈られる特別功労大章を東宝名誉会長の松岡功氏、特別功労章を映画字幕翻訳家の戸田奈津子氏と映画監督の中島貞夫氏が受章した。
続いて、新人脚本家を発掘し創作活動を奨励する第41回「城戸賞」授賞式が行われ、応募脚本302編の中から「餓鬼」の林田麻美氏が準入賞、「春死さむ」の青塚美穂氏が佳作を受賞。昨年に続いて今年も入選は該当者なしだった。
また、その年の映画界に最も寄与した作品に授与される第33回ゴールデングロス賞授賞式が行われた。日本映画部門では、最優秀金賞を興収78億円に到達した「映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!」、優秀銀賞を興収57億円の「バケモノの子」、興収46億円の「HERO」、「ドラゴンボールZ 復活の『F』」、「ラブライブ!The School Idol Movie」が受賞。外国映画部門では、最優秀金賞を興収90億円突破の「ベイマックス」、優秀銀賞を同じく興収90億円を超えた「ジュラシック・ワールド」、興収50億円を超えた「ミニオンズ」「シンデレラ」「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」が受賞。引き続きアニメ作品が日本の映画興行を牽引していることが受賞結果でも示された。
ゴールデングロス特別賞は、今年3月にワーナー エンターテイメント ジャパン代表を退任したウィリアム・アイアトン氏(全興連特別功労賞)、今年いっぱいで解散するパラマウント ピクチャーズ ジャパン(全興連特別賞)、単館系公開ながら今年ヒットを記録した映画「セッション」(全興連特別話題賞)が受賞した。
「映画の日」執行委員会の大谷信義委員長は、「本年は洋画が久しぶりに頑張った年という印象で、映画館の設備では4DXやMX4Dといった4D作品が人気を集めた。映画館は昨年に比べ70スクリーンほど増えて、本年末には3440スクリーン前後になる見込み。これはシネコンが登場して以来最高のスクリーン数で、1970年以来の水準となる。興行収入は洋画と邦画が拮抗し、邦洋合わせると10月末までの統計では昨年対比104%となっている。12月中旬には『スター・ウォーズ フォースの覚醒』などの大作、人気作の公開が控えているが、最終的に昨年を上回れるかは、最後まで気の抜けない状況」などと語った。

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