東京国際映画祭の高倉健さん追悼上映、倍賞千恵子と中野良子の舞台挨拶が決定
2015年10月12日 09:00

[映画.com ニュース] 10月22~31日開催の第28回東京国際映画祭で行われる俳優・高倉健さんの追悼特集「高倉健と生きた時代」で、ともに高倉さんと映画共演の経験がある女優の倍賞千恵子と中野良子が舞台挨拶に登壇することが決まった。
「高倉健と生きた時代」は、2014年11月10日に他界し、来月で一周忌を迎える高倉さんを追悼し、代表作10本を選りすぐった特集上映。倍賞は、上映作品でもある「幸福の黄色いハンカチ」(1977)、「遙かなる山の呼び声」(80)、「駅 STATION」(81)で高倉さんと共演。舞台挨拶は10月25日の「遥かなる山の呼び声」上映時に行われる予定で、今まで多くは語ってこなかった高倉さんとの共演エピソードや、高倉さんへの思い出を語る貴重な場面となる。
一方の中野は、「君よ憤怒の河を渉れ」(76)、「野性の証明」(78)で高倉さんと共演した。特に前者は、中国では文化大革命後に初めて公開された外国語映画で大ヒットを記録。高倉さんや中野を知らない人はいないほどの人気となり、中野は現在でも日中の文化交流の場で活躍している。舞台挨拶は、10月27日の「野生の証明」上映時に行われる。
なお、今回の追悼上映では全ての作品をDCP(デジタルシネマ)化し、公開当時の鮮明な画質を再現。映画祭ならではの英語字幕付きで上映される。
その他の上映作品は、「日本侠客伝」(64)、「網走番外地」(65)、「昭和残侠伝 唐獅子牡丹」(66)、「鉄道員(ぽっぽや)」(99)、「単騎、千里を走る。」(05)。上映スケジュールは東京国際映画祭の公式サイト(http://2015.tiff-jp.net/)で確認することができる。
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