中井貴一がキャスター&長澤まさみが女子アナに初挑戦!君塚良一監督最新作はオリジナルコメディ
2015年9月8日 05:00

[映画.com ニュース] 「踊る大捜査線」シリーズの脚本を手がけたことで知られる、君塚良一のオリジナル脚本による監督最新作「グッドモーニングショー」の製作が決まり、中井貴一がワイドショーのメインキャスター、長澤まさみが女子アナに初挑戦していることがわかった。2人は、今作が初共演となる。
放送作家、脚本家としてテレビを知り尽くす君塚監督が、最新作の題材に選んだのは朝の情報番組である「ワイドショー」。これまで「容疑者 室井慎次」「誰も守ってくれない」「遺体 明日への十日間」など、監督作では社会派作品を手がけることが多かった君塚監督だが、今作では番組の顔であるキャスター・澄田真吾が巻き込まれる、災難だらけの1日の模様を描くコメディエンタテインメントに取り組んでいる。
初めてキャスター役に挑む中井は、クランクイン数日前にテレビ番組の制作現場を取材したそうで、「日頃画面を通し、キャスターの方々がいとも軽やかに番組を進めていくのを拝見し、意外と自分でもやれるのではないかと簡単に思っていたのですが、現場は想像以上に大変。“たかがテレビ、されどテレビ”を痛感させられ、役作りの大きなヒントになった」という。さらに、「テレビの意味を問うところも、この映画のテーマのひとつ。ひとりの人間があたふたとしている滑稽な状況の中から、世の中の仕組みやテレビの作られ方などが分かってもらえたら嬉しいです」と話している。
一方の長澤も、初の女子アナ役に意欲満々。澄田との関係を勘違いし、生放送中に交際を公表しようとする番組のアシスタントキャスター・小川圭子に息吹を注ぐ。現役の女子アナから発声指導を受けたといい、「役柄はまっすぐな気持ちを持っている女性ですが、周囲からみると思い込みが激しい女性に写るかもしれません(笑)。新たに挑戦する役になりますが、しっかり演じきって実際にテレビ局からキャスターのオファーが殺到するくらいになるように頑張ります!」と精力的に撮影に臨んでいる。
映画は、かつて報道番組の花形キャスターだった澄田が、深夜3時に起床して局へ車で向かう場面から始まる。アシスタントの小川アナから「2人の交際を今日の番組で発表しよう」と迫る連絡が入り、局ではプロデューサーの石山から番組の打ち切りが報告されるなど、踏んだり蹴ったりの事態に意気消沈。そんななか、都内のカフェに爆弾と銃をもった男が立てこもっていると速報が入り、犯人は澄田を現場に呼べと要求する。警察からの協力要請を受けた石山からの命令、視聴率のため、誤解を続ける小川アナの暴露から逃げ出すために現場へ向かった澄田が絶体絶命になるのと反比例し、番組の視聴率は上昇していく……。
2人のほか、新人アナウンサー・三木沙也を志田未来、番組プロデューサーで澄田の同期・石山聡を時任三郎、澄田の妻で元女子アナ・澄田明美を吉田羊、立てこもり事件の犯人・西谷颯太を濱田岳、事件の解決にあたる警視庁特殊班リーダー・黒岩哲人を松重豊が演じる。さらに、個性的な番組スタッフに池内博之、林遣都、梶原善、木南晴夏、大東駿介が扮する。メガホンをとる君塚監督は、「ワイドショーはまさにテレビそのもの。その裏側の人間模様はスリリングです。キャスター役の中井さん、長澤さんは本当にぴったり。演技のみならず、アナウンス力も抜群です」とコメントを寄せている。
9月下旬にクランクアップする「グッドモーニングショー」は、2016年に全国で公開予定。
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