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山下敦弘監督で佐藤泰志「オーバー・フェンス」映画化!「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く函館3部作最終章

2015年5月16日 00:00

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「オーバー・フェンス」のメガホンをとる山下敦弘監督
「オーバー・フェンス」のメガホンをとる山下敦弘監督
(C)Kiyoe Akechi

[映画.com ニュース] 「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」の原作者として知られる故佐藤泰志さんの芥川賞候補作品「オーバー・フェンス」が映画化されることになり、山下敦弘監督(「味園ユニバース」「天然コケッコー」)がメガホンをとることが決まった。

佐藤さんは、芥川賞候補に5度名を連ねながら、1990年10月に41歳で自殺している。今作は、小説を諦めかけた佐藤さんが函館の職業訓練校で過ごした日々の経験をもとに執筆し、自身最後の芥川賞候補になった作品。函館の短い新緑の季節を舞台に、“共に生きる”という普遍的なテーマに向き合いながら、幸せの意味を知らない男と鳥になりたいと願う女がつむぐ大人のラブストーリーだ。

海炭市叙景」は熊切和嘉監督、「そこのみにて光輝く」は呉美保監督によって映画化され、国内外から高い評価を獲得。佐藤さん没後25年という節目の年に製作される今作は、函館3部作の最終章と位置づけられ、熊切・呉両監督とは大阪芸術大学芸術学部映像学科の先輩・同期という間柄の山下監督がバトンを受け継ぐ。

初夏にクランクインを控える山下監督は、「映画は空っぽになってしまった一人の男と求愛し続ける女の話でもあるし、函館の職業訓練校に生きる無職の男たちの話でもあるし、もしかしたら若くして死んでしまった佐藤泰志自身の話になるのかもしれない…というか“話”に固執せず、その瞬間を生きている人間たちの映画にしたいと思う」と明かす。さらに、「そうすれば自ずと僕自身の話になるし、見ているあなたの話になっていくのではないかと思う。『オーバー・フェンス』というタイトルが示す通り、見えないけどそこにある何かを越えていく映画にしたい」とコメントを寄せている。

なお、脚本は「そこのみにて光輝く」で多くの映画賞の脚本賞を受賞した高田亮が執筆。撮影は、「私の男」「バンクーバーの朝日」「桐島、部活やめるってよ」など近年の日本映画界で引っ張りだこの存在にある近藤龍人が担当する。近藤は、函館3部作すべてで撮影を務めることになる。

主要キャストは、後日発表を予定している。

オーバー・フェンス」は、2016年に全国で公開。

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