【全米映画ランキング】「ワイルド・スピード」第7作が4月最高のオープニングで首位デビュー
2015年4月8日 13:30
[映画.com ニュース] 4月に入った全米ボックスオフィス。先週末はビン・ディーゼル&故ポール・ウォーカーさん主演の人気アクションシリーズ第7弾「ワイルド・スピード SKY MISSION」が、4月歴代首位、全米歴代9位のオープニング興収となる約1億4700万ドルという好記録で首位デビューを飾った。
この約1億4700万ドルという成績はもちろんシリーズ最高のオープニング。これまで、「ワイルド・スピード」(01年/約4000万ドル)、「ワイルド・スピードX2」 (03/約5050万ドル)、「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」 (06/約2400万ドル)、「ワイルド・スピード MAX」 (09/約7100万ドル)、「ワイルド・スピード MEGA MAX」 (11/約8620万ドル)、「ワイルド・スピード EURO MISSION」(13/約9740万ドル)と、第3作を除くすべての作品で前作のオープニングを上回る興収を記録するなど、ハリウッド史上稀に見る成長を遂げてきた同シリーズが、この第7作ではついにオープニング興収1億ドルを突破。ユニバーサル映画の歴代オープニング記録をも塗り替える特大のヒットとなった。
今回はディーゼル、ウォーカーさん、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソンらレギュラーキャストに、ジェイソン・ステイサム、カート・ラッセル、ジャイモン・フンスー、トニー・ジャーら強力キャストが加入。物語もロンドン、ロサンゼルス、東京、中央アジア、アブダビと世界中を所狭しと暴れ回る展開に。前作でドミニク(ディーゼル)たちが倒した国際犯罪組織のリーダー、オーウェン・ショウ(ルーク・エバンス)の兄デッカード・ショウ(ステイサム)が、ドミニクやFBI捜査官ホブス(ジョンソン)らの前に立ちはだかるという内容で、前作「EURO MISSION」の後編的な位置づけとなっている。
ディーゼル本人が「It's a sea of bald heads(ハゲ頭だらけ)」と語っているとおり、ディーゼル、ジョンソン、ステイサムという今のハリウッドを代表するハゲマッチョ3人の肉弾戦や、車でのスカイダイビング、ウォーカーさんとジャーの格闘、シリーズお馴染みのカーアクションなど見所満載で、レビューもまずまず。そして、本作の撮影期間中に交通事故で死去したウォーカーさんへのトリビュート・シークエンスと献辞もあるファンにはたまらない一作に仕上がっている。
メガホンをとったのは「死霊館」「インシディアス」「ソウ」などホラーの名手として知られるジェームズ・ワン。これまでにも多くのヒット作を手がけているが、この公開3日間だけでワンのキャリア最大の興収をあげる大ヒットとなった。
2位は約2700万ドルのドリームワークス・アニメ「Home」。累計約9500万ドルで1億ドル超えまであと一息。3位にはウィル・フェレル&ケビン・ハート主演「Get Hard」がランクインした。
先週末もう1本の新作「ウーマン・イン・ゴールド(原題)」は7位に初登場。第2次大戦中、家族で所有していたクリムトの絵画をナチスドイツに奪われたユダヤ人女性が絵画の所有権を取り戻すために、若いアメリカ人弁護士と手を組んで闘う実話ベースの人間ドラマ。主人公のユダヤ人女性マリア・アルトマンにヘレン・ミレン、彼女を助ける弁護士にライアン・レイノルズ。その他、ダニエル・ブリュール、ケイティ・ホームズ、エリザベス・マクガバン、ジョナサン・プライスが共演。「マリリン 7日間の恋」のサイモン・カーティスが監督を務めた。
今週末は、クリント・イーストウッドの息子スコット・イーストウッドと、「トゥモローランド」への出演で注目されている若手女優ブリット・ロバートソン主演の恋愛ドラマ「The Longest Ride」が拡大公開となる。
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