「アナと雪の女王」DEGブルーレイ大賞でグランプリ含む2冠

トロフィーを受け取ったディズニー関係者は、「アナとエルサを愛して頂きましたが、間もなく帰ってまいります。4月の『シンデレラ』の（本編上映）前に、新しい短編作品があります。歌も入っておりますので、是非劇場で見ていただきたい」と受賞を感謝しながら新作短編をPR。審査委員長のAV評論家・麻倉怜士氏は「市場性もものすごかった。どの面でも圧倒的だった」と受賞理由を説明し、「一番素晴らしいのは、300万枚売れたこと。これは驚異的で、素晴らしくうれしいしいこと。これまでも数10万枚というのはあったんですが、ブルーレイが、大衆が選ぶメディアになる大きなきっかけになるのでは」と受賞作を称えた。

同賞は、映像コンテンツメーカーと映像機器メーカーが加盟する次世代デジタルエンタテインメントの普及団体「デジタル・エンターテイメント・グループ・ジャパン」が主催。ブルーレイの高画質・高音質・インタラクティビティを活かした作品や、ブルーレイの発展に寄与した作品を対象に、各部門の大賞を決定する。7回目を迎えた今回は、73のエントリー作品のなかで、映画やテレビドラマ、音響効果など17部門の受賞作が発表された。

授賞式にはアンバサダーとして俳優の竹中直人とタレントの筧美和子が出席。竹中は、「アナと雪の女王は、何度も見たくなるような美しい映像で、なんといっても歌が素晴らしい」といいながらも、「僕はアニメの吹き替えもやっているが、これに参加できなかった自分がとても残念です」とおどけ会場の笑いをさらった。筧も、「美術館にいるような感覚に陥る芸術的な作品。こういうものがブルーレイで家で見られるのは、とてもうれしいです」と話していた。

さらにユーザー投票によって決定する「ユーザー大賞」には、過去最多の2万2397票を集めた「ももいろクローバーZ」のライブブルーレイ「ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会　NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ」が輝いた。会場にはももくろメンバー5人からのコメントが届き、「もっともっとたくさんの方に見ていただければいいなと思います！」（百田夏菜子）、「ブルーレイってすごくいっぱいあるわけでしょ!?」（佐々木彩夏）、「私たちがずっと目標にしていた国立競技場のブルーレイを、良いって言っていただいてうれしい」（玉井詩織）と笑顔で喜びを語っていた。

全ての部門の受賞作は、以下の通り。