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「アイアンマン3」の監督を断ってまでジョン・ファブローが“やりたかったこと”とは?

2015年2月14日 13:00

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ジョン・ファブローが 「最も作りたかった映画」と語る「シェフ」
ジョン・ファブローが 「最も作りたかった映画」と語る「シェフ」
(C)2014 SOUS CHEF,LLC. ALL RIGHTS RESERVED

[映画.com ニュース] 「アイアンマン」シリーズ、「アベンジャーズ」などのヒット作を手がけたジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演を務めた「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」から、本編映像を映画.comが入手した。

米ロサンゼルスにある一流レストランで総料理長を務めるカール(ファブロー)は、自分が作る料理について色々と口出しするオーナーと対立し、店を辞めてしまう。次の仕事が決まらないまま、元妻の故郷マイアミを訪れたカールはそこで出合ったキューバサンドイッチの移動販売を始め、自身の原点に立ち戻っていく。

アイアンマン」「アイアンマン2」でメガホンをとったファブローは、本作の撮影とスケジュールがかぶったことから、「アイアンマン3」の監督を降板。「一番作りたかった作品が『シェフ』だった」というコメントからも、本作に対する強い思いがうかがえる。

入手した映像は、カールが流麗な包丁さばきでさまざまな食材を手際よく調理していく場面。このシーンを実演したファブローは「この映画で僕が一番気に入っているのは、カールが優秀な料理人だということなんだ。それに説得力を持たせるために、猛特訓したよ!」と話す。「まず料理学校に通い、そのあと今回協力してもらったシェフの店で、ディナー営業時にほかのシェフたちと一緒に働いたんだ。撮影現場ではボスなのに、レストランでは従業員に格下げさ(笑)」とユーモアを交えながら振り返った。

また併せて、行列をなすお客に向けて生き生きとサンドイッチを販売するカールの姿を映した映像も公開。「大作で成功を収めた後、もっと自分の情熱に沿ったストーリーを作りたいと思うようになった。そのためには小規模な作品じゃないとだめだと気付いた」と語るファブローと、自身の創造性と料理への情熱を取り戻していくカールの姿が重なる印象的なシーンだ。

シェフ 三ツ星フードトラック始めました」は、2月28日全国公開。

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