浅野忠信感涙、呉美保監督おめでた発表 ブルーリボン賞授賞式
2015年2月12日 18:52

[映画.com ニュース]東京映画記者会が選ぶ「第57回ブルーリボン賞」の授賞式が2月12日、東京・内幸町のイイノホールで行われた。浅野忠信、安藤サクラら2014年の日本映画界の顔がズラリ。司会は慣例で、昨年の主演賞を受賞した高良健吾と貫地谷しほりが務めた。
「私の男」で主演男優賞に輝いた浅野は、「映画記者の方が見て、選んでいただける賞なので、知らせを聞いて本当にうれしかった」と破顔。だが、「ずっと一生懸命やってきて、情熱を傾けられるものが……」と言ったきり、こみ上げてくる涙を必死でこらえた。
高良は同作などで2回共演しており、「浅野さんには毎回いじめられます。でも、僕らのヒーローですので、これからも日本映画界を引っ張っていただけることを期待しています」とちゃめっけたっぷりにエール。浅野も来年の司会について、「みかんの袋(ネット)をかぶって出るくらいの余裕は持ちたい」と抱負を述べた。
安藤は「0.5ミリ」、「百円の恋」で圧倒的評価を受けて2年ぶりの主演女優賞。昨年の司会ではフリーアナウンサーの滝川クリステルをイメージしたと語っていたが、「来年は滝川チェリーブロッサム(サクラ)でいきたい」とジョーク交じりに話し、笑いを誘った。
「そこのみにて光輝く」で監督賞を受賞した呉美保監督は、6月公開予定の次回作「きみはいい子」に主演の高良に促される形で5月末に第一子を出産予定であることを公表。「できちゃった結婚をしまして、子育てとはどういうことかという映画で、完成した頃に(妊娠が)分かったので覚悟しなきゃと思いました」と照れながら明かした。高良も、「来年、監督と僕と子どもで帰ってこられたらいいですね」と喜んだ。
昨年8本の出演作が公開され、「紙の月」など3作品で助演男優賞の池松壮亮は、「1人だけ合わせ技みたいですけれど、関わった作品すべてに感謝しています」としみじみ。「紙の月」で助演女優賞に輝いた小林聡美は、「昔から自分の作品を見て少し落ち込むので、映画の神様のおたわむれとしか思えませんが、それをありがたく思っています」と喜びをかみしめていた。
新人賞は映画初出演で主演に抜てきされた「魔女の宅急便」の小芝風花が受賞。「お正月にノミネートを知って、母にお年玉もらったみたいと言われ、受賞が決まって電話をしたら宝くじに当たったみたいと言われました。オーディションで私を見つけてくださった清水崇監督、スタッフ、キャストすべての方に感謝します」と感激に浸っていた。
なお、作品賞は「超高速!参勤交代」、外国作品賞は「ジャージー・ボーイズ」がそれぞれ受賞した。
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